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去年は熊本震災のため9月に延期になった静浜基地航空祭。今年は通年通り(海軍記念日のある)5月に戻っての開催。5月ということで朝方はちょうど良いと思っていたが陽が高くなるに連れ日光が肌を刺す様に痛い。

滑走路を迂回して歩いている内に開会の辞が流れた。静浜をベースとするT-7初等練習機が離陸準備。4機+3機編隊が上空を掠める。メイン会場のハンガーは滑走路反対側なので少々歩くがアナウンスはシッカリ届いて感度良好。去年まで洋楽サントラが多かった場内BGMは今年は現在放送中2017春アニメ(ロクでなし魔術教師…アトムetc)が多くて何かウレシイ。

滑走路に沿って地平線の彼方まで続く二輪駐車スペース。四輪の駐車場は無いので バイクで行くのがイチバン有利。いくら広大な敷地でも陸自駐屯地と違って飛行場は航空法で進入禁止区域が定められている。車や人が入ると運行ができない。おかげで見通しがイイ。空を眺めながら会場へ。

続いてF-15Jのフォーメーション。F-15は2機編隊になると機動飛行をせずランディングギアとフラップを降ろした状態でローパス。アフターバーナーも使われず機動飛行に比べれば迫力はないがカメラで追いかけやすくなるのも事実。どっかのマニアから そういうリクエストがあったのかも。

CH-47を川崎が改修ライセンス生産するCH-47J(LR)。LRとはロングレンジの意で燃料搭載量の増大や出力強化が施され災害現場等で大活躍する勇姿はお馴染み。乗員5人+55名の搭乗だが 海外では有事に150名を(鮨詰めで)載せて緊急脱出したという記録もある。観客の列も絶えない。

静浜基地に隣接する静岡県警航空隊基地から飛び立った県警ヘリ「ふじ3号」による機動飛行は空自に負けじとアクロバティック。ホームでもあるため超低空をサイレンを鳴らし高速飛行。こんなポリに追われたくない。

陸自車両展示の軽装甲機動車には 「国際協」の文字が。隊員氏の軍服も砂漠迷彩風。こうした国際貢献や災害派遣の評価は高く 内外の不満分子共の不毛な足掻きをヨソに基地祭の来場者は増え続けている。イイことだ!

ベースがボーイング767旅客機のため 音は静かだが派手なバンクで飛ぶKC-767空中給油・輸送機。767は日米伊三ヶ国の共同開発機で分担は15%と少ないものの後の777や初の純国産MRJ開発の礎ともなっている。

ヒコーキを眺めながらいただく昼飯もまた格別。ただ この日は予想以上に暑く、持ってきたボトルは早々に底を尽き水モノばかりガブガブ飲んで唐揚を少々つまんだ程度。でもそれでイイ。トイレは仮設まで大渋滞。

救難ヘリや輸送機が多い中で 小振りだが目立つAH-1S。後継機AH-64アパッチ・ロングボウの配備が進んでいたが製造元のマクダネルダグラスがボーイングに吸収され再度ライセンス料が発生したため調達は打ち切られた。今後の調達等は未定のまま。日米関係は素人の政治談議で解決できるほど単純ではない。

”METAR RJNY…CAVOK”(=キャブオーケー)。暑さが頂点に達した午後2時過、取りを飾るブルーインパルスが6機編隊で静浜基地上空に現れた!

地元の清水みなと祭りでは開会式で毎年飛んでくれる。私が子供の頃はF-86Fだったが国産超音速機T-2を経て今はT-4練習機。戦前の「源田サーカス」を淵源に戦後空自「空中機動研究班」として浜松で再編。今では復興のシンボルとして日本の空を舞う。額の汗が目に入って視界が霞んだ。

滑走路を迂回して歩いている内に開会の辞が流れた。静浜をベースとするT-7初等練習機が離陸準備。4機+3機編隊が上空を掠める。メイン会場のハンガーは滑走路反対側なので少々歩くがアナウンスはシッカリ届いて感度良好。去年まで洋楽サントラが多かった場内BGMは今年は現在放送中2017春アニメ(ロクでなし魔術教師…アトムetc)が多くて何かウレシイ。

滑走路に沿って地平線の彼方まで続く二輪駐車スペース。四輪の駐車場は無いので バイクで行くのがイチバン有利。いくら広大な敷地でも陸自駐屯地と違って飛行場は航空法で進入禁止区域が定められている。車や人が入ると運行ができない。おかげで見通しがイイ。空を眺めながら会場へ。

続いてF-15Jのフォーメーション。F-15は2機編隊になると機動飛行をせずランディングギアとフラップを降ろした状態でローパス。アフターバーナーも使われず機動飛行に比べれば迫力はないがカメラで追いかけやすくなるのも事実。どっかのマニアから そういうリクエストがあったのかも。

CH-47を川崎が改修ライセンス生産するCH-47J(LR)。LRとはロングレンジの意で燃料搭載量の増大や出力強化が施され災害現場等で大活躍する勇姿はお馴染み。乗員5人+55名の搭乗だが 海外では有事に150名を(鮨詰めで)載せて緊急脱出したという記録もある。観客の列も絶えない。

静浜基地に隣接する静岡県警航空隊基地から飛び立った県警ヘリ「ふじ3号」による機動飛行は空自に負けじとアクロバティック。ホームでもあるため超低空をサイレンを鳴らし高速飛行。こんなポリに追われたくない。

陸自車両展示の軽装甲機動車には 「国際協」の文字が。隊員氏の軍服も砂漠迷彩風。こうした国際貢献や災害派遣の評価は高く 内外の不満分子共の不毛な足掻きをヨソに基地祭の来場者は増え続けている。イイことだ!

ベースがボーイング767旅客機のため 音は静かだが派手なバンクで飛ぶKC-767空中給油・輸送機。767は日米伊三ヶ国の共同開発機で分担は15%と少ないものの後の777や初の純国産MRJ開発の礎ともなっている。

ヒコーキを眺めながらいただく昼飯もまた格別。ただ この日は予想以上に暑く、持ってきたボトルは早々に底を尽き水モノばかりガブガブ飲んで唐揚を少々つまんだ程度。でもそれでイイ。トイレは仮設まで大渋滞。

救難ヘリや輸送機が多い中で 小振りだが目立つAH-1S。後継機AH-64アパッチ・ロングボウの配備が進んでいたが製造元のマクダネルダグラスがボーイングに吸収され再度ライセンス料が発生したため調達は打ち切られた。今後の調達等は未定のまま。日米関係は素人の政治談議で解決できるほど単純ではない。

”METAR RJNY…CAVOK”(=キャブオーケー)。暑さが頂点に達した午後2時過、取りを飾るブルーインパルスが6機編隊で静浜基地上空に現れた!

地元の清水みなと祭りでは開会式で毎年飛んでくれる。私が子供の頃はF-86Fだったが国産超音速機T-2を経て今はT-4練習機。戦前の「源田サーカス」を淵源に戦後空自「空中機動研究班」として浜松で再編。今では復興のシンボルとして日本の空を舞う。額の汗が目に入って視界が霞んだ。
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旅行・ツーリング
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地元の方には悪いが国道141号線はあまり好きではなかった。韮崎から緩い登りが続き単調な直線の続く高原は道端に赤土が落ちていたり路面も良くない。小海に下ると突然始まる渋滞。低年式のバイクや四輪は こういうシチュエーションに弱い。ここを通りたくないばかりにわざわざ中央道を迂回したこともあった。

それが聖地巡礼というだけで ウキウキ出掛けて行くのだからオタクは本当にオメデタイ。141号を小海に下る途中で左折。松原湖畔に近づく頃思い出したことがある。昔この上の小海リエックスに会社の友人とスキーに来たことがあった。その時は一面の雪景色だったはずだが カーステでユーミンとかBGMに雪道の運転は実はヒヤヒヤで景色を眺めている余裕などなかったんだろう。それが苦手になった理由かもしれない。春先の八ヶ岳が美しい。

一般には糸守湖のモデルは諏訪湖と云われているが 小海が新海監督の故郷でもあり コチラの松原湖がモチーフとなっていることを監督自身が後日明かしている。やや急峻な丘陵地の途中に複数の湖沼が浮かぶ不思議な景色。神秘的というなら此方のほうが近い雰囲気。TVドラマ「高原へいらっしゃい」ロケ地も程近いがそちらは(前職なので…)あまり気が進まずパス。

満水状態だが水量が安定して湖水もキレイな風。溜め池のような淀んだ感じがない。静岡なら台風や地震でとっくに決壊しているところだが地形が安定しているように見える。溶岩台地上の堰き止め湖ということで絶えず伏流水が流入し流出しているらしい。丘陵地で高低差が大きいため水力発電の施設もある。冬は氷結して御神渡りが起こるのも諏訪湖と同じだが 湖畔に人影は疎ら。これなら一人「君の名は。ごっこ」を自撮しても恥ずかしくない。

などと名作の監督と同じ景色を眺めていたら凄い着想が浮かばないものかという下心がここに立っている本音。だがジオパーク的な変化に富んだ風景は寧ろブラタモリの世界。観光というのはビジュアル以上に客の想像(妄想)力に寄るところが大きいというのが持論。因みにこの松原湖の形成時期と糸守湖ができる原因となったティアマト彗星の周期はほぼ一致するカルトネタ。

帰路再び141号線。高原を縦断するこの道には適当な迂回路がない。前職を思い出してしまうトレンディードラマのロケ地とか 流行りを過ぎたスキー場とか過去のデートスポットとか 若気の至りから目を背けたかったのがココを避けた理由だったと気付く。それもいずれ 聖地巡礼とか新しいモチベーションが埋め合わせてくれる。これが名監督が若かりし日に眺め癒された景色。

それが聖地巡礼というだけで ウキウキ出掛けて行くのだからオタクは本当にオメデタイ。141号を小海に下る途中で左折。松原湖畔に近づく頃思い出したことがある。昔この上の小海リエックスに会社の友人とスキーに来たことがあった。その時は一面の雪景色だったはずだが カーステでユーミンとかBGMに雪道の運転は実はヒヤヒヤで景色を眺めている余裕などなかったんだろう。それが苦手になった理由かもしれない。春先の八ヶ岳が美しい。

一般には糸守湖のモデルは諏訪湖と云われているが 小海が新海監督の故郷でもあり コチラの松原湖がモチーフとなっていることを監督自身が後日明かしている。やや急峻な丘陵地の途中に複数の湖沼が浮かぶ不思議な景色。神秘的というなら此方のほうが近い雰囲気。TVドラマ「高原へいらっしゃい」ロケ地も程近いがそちらは(前職なので…)あまり気が進まずパス。

満水状態だが水量が安定して湖水もキレイな風。溜め池のような淀んだ感じがない。静岡なら台風や地震でとっくに決壊しているところだが地形が安定しているように見える。溶岩台地上の堰き止め湖ということで絶えず伏流水が流入し流出しているらしい。丘陵地で高低差が大きいため水力発電の施設もある。冬は氷結して御神渡りが起こるのも諏訪湖と同じだが 湖畔に人影は疎ら。これなら一人「君の名は。ごっこ」を自撮しても恥ずかしくない。

などと名作の監督と同じ景色を眺めていたら凄い着想が浮かばないものかという下心がここに立っている本音。だがジオパーク的な変化に富んだ風景は寧ろブラタモリの世界。観光というのはビジュアル以上に客の想像(妄想)力に寄るところが大きいというのが持論。因みにこの松原湖の形成時期と糸守湖ができる原因となったティアマト彗星の周期はほぼ一致するカルトネタ。

帰路再び141号線。高原を縦断するこの道には適当な迂回路がない。前職を思い出してしまうトレンディードラマのロケ地とか 流行りを過ぎたスキー場とか過去のデートスポットとか 若気の至りから目を背けたかったのがココを避けた理由だったと気付く。それもいずれ 聖地巡礼とか新しいモチベーションが埋め合わせてくれる。これが名監督が若かりし日に眺め癒された景色。
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旅行・ツーリング
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目的地に行く迄が旅なのか,旅することが目的なのか。 道は変わらないが景色は時々折々に変わる。旅が人を変えてくれる。旺文社のロードマップをタンクバックに挟んで走った頃と違って 地名や施設名がわかれば検索して細かな道程も検討できる。単なる通過点がランドマークに変わる。

一泊宴会がメインのKROG軽井沢ツーリングだったが 今年は道中に聖地巡礼の流行りに乗って何ヶ所か聖地に寄ってみた。午前中国道141号線沿い小海町の松原湖を攻略。チェックイン前に旧軽井沢の万平ホテルと小説にも出てきたベーカリーに寄るつもりだった。 が…国道18号はご覧の通り大渋滞。旧軽井沢商店街に至っては縁日のような賑わい。バイクさえ停められず図らずも渋滞の中で時間を潰しながらほぼ定刻に目的地到着。

時間差組を合わせて計8名。今回250率が高いが私が「最」低年式(ようするに一番ボロい)を記録。新型が普通に走るのは当り前。芸のない走りではつまらない。90年代の250はスペックで現行を凌ぐ機種も多い。

シルバーストーンのリビングに新しいマシンが鎮座していた。ブリジストンEJR-2(-3?)というらしい。現行のような無数の配線の類が一切なく吸排気のレイアウトが一目でわかるのが楽しい。電子制御等の小細工でなく気流の流れ等の自然法則の最適化に拘った純粋な機械という気がする。

昼間の喧騒がウソのような静かな夕食。「正しいホテルやレストランは客に自ずとマナーを教えてくれる」。やんちゃなオヤジ連中まで その場の空気の中に呑み込んでしまうという意味だ。無論私は昼間疲れただけ。

夕食後に毎年恒例の買出し。行楽地のため夜でも人通りがあってちょっとワクワク感がある漫ろ歩き。昔は上品な御夕食では量が足りなかったため始まった悪しき風習。実は私は二次会開始直後に爆睡。コレは織り込み済みで深夜早朝まで騒いで翌日疲れを残さないための算段。もう歳だし。

去年一昨年は2日目は群馬県側に降りたため帰りが遅くなって冷え込む深夜になってしまった。今年は2日目チェックアウト後に帰路のつもりだったが帰路の小諸で観光ということでご同行する。自分の体調を考えなければならないお年頃。このパーティーに付いて行くには高スキルが要る。

夜戦型の多い我々の世代。案の定二次会で覚醒した面々は起動に時間が掛かっている。朝食が喉を通らないわけではない。その証拠に午前中の内に小諸そばを軽く頂いていた。信州や上州は食材が好く 誘惑が多い。

皆荷造りに慣れている。最近こういうスタイルのライダーをあまり見掛けない。メーカーやバイク雑誌の提案するスタイルが ストリートや近場ばかりなので 地味なバイカーが増えた。一泊以上のやや長距離ツーリングなどで長い時間をバイクに跨って過ごさないと わかってこないことがある。

数年前まで2日目は妙義山を「攻める」イベントだったがこの日は小諸懐古園に向って国道18号を下る。私はこんな古典的な社員旅行風のツーリングが寧ろ好みだ。だがその実は流行りの聖地巡礼と動物園見学という未来思考。インスタ等SNSが席巻する昨今。旅人はこのジャンルに強い。

一泊宴会がメインのKROG軽井沢ツーリングだったが 今年は道中に聖地巡礼の流行りに乗って何ヶ所か聖地に寄ってみた。午前中国道141号線沿い小海町の松原湖を攻略。チェックイン前に旧軽井沢の万平ホテルと小説にも出てきたベーカリーに寄るつもりだった。 が…国道18号はご覧の通り大渋滞。旧軽井沢商店街に至っては縁日のような賑わい。バイクさえ停められず図らずも渋滞の中で時間を潰しながらほぼ定刻に目的地到着。

時間差組を合わせて計8名。今回250率が高いが私が「最」低年式(ようするに一番ボロい)を記録。新型が普通に走るのは当り前。芸のない走りではつまらない。90年代の250はスペックで現行を凌ぐ機種も多い。

シルバーストーンのリビングに新しいマシンが鎮座していた。ブリジストンEJR-2(-3?)というらしい。現行のような無数の配線の類が一切なく吸排気のレイアウトが一目でわかるのが楽しい。電子制御等の小細工でなく気流の流れ等の自然法則の最適化に拘った純粋な機械という気がする。

昼間の喧騒がウソのような静かな夕食。「正しいホテルやレストランは客に自ずとマナーを教えてくれる」。やんちゃなオヤジ連中まで その場の空気の中に呑み込んでしまうという意味だ。無論私は昼間疲れただけ。

夕食後に毎年恒例の買出し。行楽地のため夜でも人通りがあってちょっとワクワク感がある漫ろ歩き。昔は上品な御夕食では量が足りなかったため始まった悪しき風習。実は私は二次会開始直後に爆睡。コレは織り込み済みで深夜早朝まで騒いで翌日疲れを残さないための算段。もう歳だし。

去年一昨年は2日目は群馬県側に降りたため帰りが遅くなって冷え込む深夜になってしまった。今年は2日目チェックアウト後に帰路のつもりだったが帰路の小諸で観光ということでご同行する。自分の体調を考えなければならないお年頃。このパーティーに付いて行くには高スキルが要る。

夜戦型の多い我々の世代。案の定二次会で覚醒した面々は起動に時間が掛かっている。朝食が喉を通らないわけではない。その証拠に午前中の内に小諸そばを軽く頂いていた。信州や上州は食材が好く 誘惑が多い。

皆荷造りに慣れている。最近こういうスタイルのライダーをあまり見掛けない。メーカーやバイク雑誌の提案するスタイルが ストリートや近場ばかりなので 地味なバイカーが増えた。一泊以上のやや長距離ツーリングなどで長い時間をバイクに跨って過ごさないと わかってこないことがある。

数年前まで2日目は妙義山を「攻める」イベントだったがこの日は小諸懐古園に向って国道18号を下る。私はこんな古典的な社員旅行風のツーリングが寧ろ好みだ。だがその実は流行りの聖地巡礼と動物園見学という未来思考。インスタ等SNSが席巻する昨今。旅人はこのジャンルに強い。