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旅行・ツーリング
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バイクで移動してコンビニやファーストフードで腹を満たす(私みたいな…)ヤツに Go To キャンペーンとやらの恩恵などほとんどないと言って良い。だがソーシャルディスタンスは充分で密になる心配もなく、時間や移動に自由度が大きいライダーが、僅かながらでも飲食や買い物でもすれば多少の経済効果はあるはずだ…と自分に言い聞かせて旅に出る。

七月末になっても明けない梅雨寒も暑いのが苦手な私には寧ろちょうど良い。最近どうもマスコミはコロナの論調ばかりで Go To トラベルを応援しようとしない。確かにステイホームなら低迷するテレビの視聴率も少しは稼げるだろう。それとも不安を煽って儲かる奴でもいるのか。
いずれにせよ自宅に閉じこもるだけでは我々のような現場仕事では仕事にならないし第一身体に悪い。テレワークで済むほど上品な労働者ばかりじゃないんだよ。人が動かなければ経済も回らない。もともとケチだから大してカネを落とさないただの賑やかし。でもこの陰鬱な雰囲気を壊したい。これぞ究極の忖度。自粛警察上等。今日は今年の夏最初の聖地巡礼。密を回避して換気抜群のツーリング。やっぱバイクは夏がイイ。

観光名所というのは「観光名所だ」と意識して見ないと普通の景色になってしまう。だから修学旅行は事前学習をする。ミニマムツーリズムのためには新しい見方のようなものが必要になる。逆に同じ体験を期待して来る時もある。この景色を見るとラブライブ・サンシャインのエンディングテーマが脳の中を流れ始める。脳内妄想。旅にはイマジネーションが必須。

七月末になっても明けない梅雨寒も暑いのが苦手な私には寧ろちょうど良い。最近どうもマスコミはコロナの論調ばかりで Go To トラベルを応援しようとしない。確かにステイホームなら低迷するテレビの視聴率も少しは稼げるだろう。それとも不安を煽って儲かる奴でもいるのか。
いずれにせよ自宅に閉じこもるだけでは我々のような現場仕事では仕事にならないし第一身体に悪い。テレワークで済むほど上品な労働者ばかりじゃないんだよ。人が動かなければ経済も回らない。もともとケチだから大してカネを落とさないただの賑やかし。でもこの陰鬱な雰囲気を壊したい。これぞ究極の忖度。自粛警察上等。今日は今年の夏最初の聖地巡礼。密を回避して換気抜群のツーリング。やっぱバイクは夏がイイ。

観光名所というのは「観光名所だ」と意識して見ないと普通の景色になってしまう。だから修学旅行は事前学習をする。ミニマムツーリズムのためには新しい見方のようなものが必要になる。逆に同じ体験を期待して来る時もある。この景色を見るとラブライブ・サンシャインのエンディングテーマが脳の中を流れ始める。脳内妄想。旅にはイマジネーションが必須。
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ご承知の通り昨年ジオシティーズが終了した。私の場合HP作成を教えてくれた当時の相方がヤフーBBユーザーだったため練習用に開設。容量は微々たるもので影響は少なかったが貴重な思い出を失ってしまった方もいただろう。
確かに無料枠の容量は僅かだったが アクセス解析を学ばせてもらったのは貴重な初体験。時期柄内容はほぼフリーマーケット。イベントの発表から準備や後記のタイミングやキーワードを使った客の引き方など勉強になった。またネットに座を奪われてしまったフリマも商売の基本のようなものが楽しく学べる場所。

なぜかこの時期フリマが仲間内でブームになって複数連れ立って出店することが増えていた。私的にはウサンくさい露天商だと思っていたのでコチラから誘ったわけではないがいざ店を出してみるとオモシロイ。コチラとしても一人では店番がいないところが複数人なら荷物を分散できるし店番にも余裕ができた。

また旧車やカスタムのミーティングでフリマは付き物だがエントリー車両の展示場所と見学者やフリマブースとは別の場合も多い。この日はラルゴに乗る友人に荷物と人員を任せMR2の私と330グロリアの友人はエントリーブースに停める。

年式的には近いもののジャンル的にはバラバラ。この辺りの括りを主催者が寛大に受け入れてくれると参加しやすい。旧車は維持するのに手間や金が掛るが、なによりオーナーの思い入れが詰まったタイムマシン。反社同然のアクの強いオーナーも多いが主催者様にあられては更に寛大に温かく見守ってもらいたい。

戦利品を修理しているところ。そもそも論としてフリマは必要な物を買いに行く所ではない。だから玩具や調度品のような どうでも良い物がよく売れる。値段にも寄るが いかにも売れそうな物が売れず 粗大ゴミのようなものが飛ぶように売れることが多い。だから要らない物を持っていって捨てて帰るつもりで売ると楽める。

最近ではインターネット上に並べただけでマーチャンダイズとか横文字商売を名乗れるが例えばドブ板営業なら信用や人徳が物を言う。フリマも楽しそうに売っているほうがよく売れる。ただこの時期はフリマが流行って主催が対立するような場面もあった。そんなこともネットだけでは得られない経験。楽しんだほうが勝つ。
確かに無料枠の容量は僅かだったが アクセス解析を学ばせてもらったのは貴重な初体験。時期柄内容はほぼフリーマーケット。イベントの発表から準備や後記のタイミングやキーワードを使った客の引き方など勉強になった。またネットに座を奪われてしまったフリマも商売の基本のようなものが楽しく学べる場所。

なぜかこの時期フリマが仲間内でブームになって複数連れ立って出店することが増えていた。私的にはウサンくさい露天商だと思っていたのでコチラから誘ったわけではないがいざ店を出してみるとオモシロイ。コチラとしても一人では店番がいないところが複数人なら荷物を分散できるし店番にも余裕ができた。

また旧車やカスタムのミーティングでフリマは付き物だがエントリー車両の展示場所と見学者やフリマブースとは別の場合も多い。この日はラルゴに乗る友人に荷物と人員を任せMR2の私と330グロリアの友人はエントリーブースに停める。

年式的には近いもののジャンル的にはバラバラ。この辺りの括りを主催者が寛大に受け入れてくれると参加しやすい。旧車は維持するのに手間や金が掛るが、なによりオーナーの思い入れが詰まったタイムマシン。反社同然のアクの強いオーナーも多いが主催者様にあられては更に寛大に温かく見守ってもらいたい。

戦利品を修理しているところ。そもそも論としてフリマは必要な物を買いに行く所ではない。だから玩具や調度品のような どうでも良い物がよく売れる。値段にも寄るが いかにも売れそうな物が売れず 粗大ゴミのようなものが飛ぶように売れることが多い。だから要らない物を持っていって捨てて帰るつもりで売ると楽める。

最近ではインターネット上に並べただけでマーチャンダイズとか横文字商売を名乗れるが例えばドブ板営業なら信用や人徳が物を言う。フリマも楽しそうに売っているほうがよく売れる。ただこの時期はフリマが流行って主催が対立するような場面もあった。そんなこともネットだけでは得られない経験。楽しんだほうが勝つ。
テーマ:クラシックカーイベント - ジャンル:車・バイク
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昨夜から時々異音が出ていたリード90が帰路エンジンは普通に回るが前に進まなくなった。ランププレートが脱落したのだと思うが代車がある実家の興津まで何とかして持って帰りたい。途中バイク屋に寄ったが忙しそうなので黙って帰る。

結局…押して帰ることを考える。ただこの日は二週間以上続いた雨が上がり時々陽も出て蒸し暑い。熱中症が心配だが水分補給しながら無理と思ったらドコかでバイクを預かってもらうことを考える。コンビニやらドラッグやら寄れる店は全て寄ってスポーツドリンクなど買って少し涼む。少々大袈裟かもしれないが老体にムチ打ってというか怠け癖が付いた自分への挑戦。ヘタすると命の危険さえあると不安が過る。東名清水インター付近から興津の県営団地まで交通量の少ない脇道を使いながら旧東海道に平行する約8kmを何とか走破。やはり気合いだけで落ちた体力をカバーするのは若い頃ほど簡単ではなかった。なんとか到着。
去年の暮れに購入しレストア後ナンバーを取って実走を繰り返したギアCを物置から出す。始動直後のサイドスタンド連動の安全装置(スタンド展開時は回転が上がらない)の誤作動が気になるが走り出してしまえば調子良く止まる心配はない。

駆動系のハイプリ加工のみだが最高速度は70km近い。ただセンタースプリング加工の“当たり”が付いていない感じで出足の加速に少しムラがある。リード90に比べると手荷物を収納するスペースが無いのがちょっと不便。リード90の具合は分解してみるまでわからないが暫らくはギアCが代車になる。

結局…押して帰ることを考える。ただこの日は二週間以上続いた雨が上がり時々陽も出て蒸し暑い。熱中症が心配だが水分補給しながら無理と思ったらドコかでバイクを預かってもらうことを考える。コンビニやらドラッグやら寄れる店は全て寄ってスポーツドリンクなど買って少し涼む。少々大袈裟かもしれないが老体にムチ打ってというか怠け癖が付いた自分への挑戦。ヘタすると命の危険さえあると不安が過る。東名清水インター付近から興津の県営団地まで交通量の少ない脇道を使いながら旧東海道に平行する約8kmを何とか走破。やはり気合いだけで落ちた体力をカバーするのは若い頃ほど簡単ではなかった。なんとか到着。
去年の暮れに購入しレストア後ナンバーを取って実走を繰り返したギアCを物置から出す。始動直後のサイドスタンド連動の安全装置(スタンド展開時は回転が上がらない)の誤作動が気になるが走り出してしまえば調子良く止まる心配はない。

駆動系のハイプリ加工のみだが最高速度は70km近い。ただセンタースプリング加工の“当たり”が付いていない感じで出足の加速に少しムラがある。リード90に比べると手荷物を収納するスペースが無いのがちょっと不便。リード90の具合は分解してみるまでわからないが暫らくはギアCが代車になる。
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今年2月中旬から休止期間に入って依頼5ヶ月ぶりの会館での会合。この間は自己研鑽に励むようにとの指導でしたが、やはり協議会等の会合で地区の方々に会えないのは淋しいものがありました。会館での同中もほんとうに久しぶり。来館に当っては乗り合いの禁止やマスク着用、入館時の検温等が徹底されます。

記念映像の上映に先立ち原田会長から以下のような指導がありました。
一、池田先生は小説『人間革命』で、師弟の真髄について、次のように記されました。
「師の意図するところが、現実に現れるか、現れないかは、弟子の実践の姿を見れば容易に判断のつくことである。師の意図が、脈動となって弟子の五体をめぐり、それが自発能動の実践の姿をとる時、初めて師弟不ニの道を、かろうじて全うすることができる。師弟の通い合う生命の脈動こそ、不ニたらしめる原動力である」
「多くの弟子たちは、その困難さを避ける。師の意図に背く考えは、さらさらないものの、師の意図を、ただ教条的にしか理解できない」
「直面した現実を特殊な事態ととらえ、信心という根本を忘れ、浅薄な世間智を働かせて現実に対応しようと焦る。ここに到って、師弟の脈動が断たれていることに気づかない」

― このように「単なる師弟の道」と深遠なる「師弟不ニの道」の決定的な違いを教えてくださいました。
かつてない困難に直面した今こそ、「単なる師弟の道」をゆくのか、それとも「師弟不ニの大道」を歩み抜くのか。一人一人が自身を見つめ、自身に問い掛けながら、新たな挑戦を開始してまいりたい。
そして、師弟が脈動する、我らが池田門下の祈りで、知恵で、実践で、必ずや一国の宿命の転換を成し遂げ、さらには全人類の宿命の転換をも可能にする、壮大なる「人間革命」のドラマを、ともどもにつづりゆこうではありませんか」
(7/14聖教新聞より引用)

記念映像の上映に先立ち原田会長から以下のような指導がありました。
一、池田先生は小説『人間革命』で、師弟の真髄について、次のように記されました。
「師の意図するところが、現実に現れるか、現れないかは、弟子の実践の姿を見れば容易に判断のつくことである。師の意図が、脈動となって弟子の五体をめぐり、それが自発能動の実践の姿をとる時、初めて師弟不ニの道を、かろうじて全うすることができる。師弟の通い合う生命の脈動こそ、不ニたらしめる原動力である」
「多くの弟子たちは、その困難さを避ける。師の意図に背く考えは、さらさらないものの、師の意図を、ただ教条的にしか理解できない」
「直面した現実を特殊な事態ととらえ、信心という根本を忘れ、浅薄な世間智を働かせて現実に対応しようと焦る。ここに到って、師弟の脈動が断たれていることに気づかない」

― このように「単なる師弟の道」と深遠なる「師弟不ニの道」の決定的な違いを教えてくださいました。
かつてない困難に直面した今こそ、「単なる師弟の道」をゆくのか、それとも「師弟不ニの大道」を歩み抜くのか。一人一人が自身を見つめ、自身に問い掛けながら、新たな挑戦を開始してまいりたい。
そして、師弟が脈動する、我らが池田門下の祈りで、知恵で、実践で、必ずや一国の宿命の転換を成し遂げ、さらには全人類の宿命の転換をも可能にする、壮大なる「人間革命」のドラマを、ともどもにつづりゆこうではありませんか」
(7/14聖教新聞より引用)
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京アニ放火事件から一年となる7月18日。ユーチューブ公式チャンネルで事件が起きた時刻の午前10時30分頃から7分31秒の追悼映像が流されました。

追悼映像は、黙っていると勝手に事件現場に集まってしまいそうなオタク向けに近況を語られている風な内容。こんなところにもエンターテナーの配慮が伺える気がします。自らも被害者でありながら今だ傷の癒えぬ多数の被害者やご遺族を抱え復興の重責を担う社長様の覚悟を感じます。
文中に「仲間」という言葉が度々出てくるのが印象的でした。同じ目標に向って取り組む仲間がいたことの充実感とそれを無くしたことの喪失感。察するに余りあります。そうした方々を本当の意味で支えるにはどうあるべきかを時々折々に冷静に考え外野でも出来ることからしていきたいものです。故人の業績を讃えご冥福をお祈りします。

追悼映像は、黙っていると勝手に事件現場に集まってしまいそうなオタク向けに近況を語られている風な内容。こんなところにもエンターテナーの配慮が伺える気がします。自らも被害者でありながら今だ傷の癒えぬ多数の被害者やご遺族を抱え復興の重責を担う社長様の覚悟を感じます。
文中に「仲間」という言葉が度々出てくるのが印象的でした。同じ目標に向って取り組む仲間がいたことの充実感とそれを無くしたことの喪失感。察するに余りあります。そうした方々を本当の意味で支えるにはどうあるべきかを時々折々に冷静に考え外野でも出来ることからしていきたいものです。故人の業績を讃えご冥福をお祈りします。
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2020年度の静岡ホビーショーは中止されてしまったがタミヤから近年になく気合いの入った新製品の監修中らしき作品が公開された。1/35ミリタリーミニチュアシリーズ370番台となるⅣ号戦車F1型とマーダーⅠ対戦車自走砲!その他だ。
中期の仕様となるⅣ号戦車F型(便宜上F1型)は70年代の旧イタレリ(イタラエレイと表記)しかなく当時タミヤのH型が3台は買える高価な舶来はバーリンデンの作例の箱画を眺めるだけで充分だった。近くはガルパンTV版のプラウダ戦にⅣ号D型にL43口径75mm砲を換装しただけで即席F2型が登場するのが有名。

実車は…いや実車こそシャシーが全くリファインされた別物だがアニメは楽しければそれで良い。作例の成型色が違う下部はおそらく同社のフンメル/ナスホルンから逆にリバースしたものでⅣ号前期の特徴であるピストルポートや二灯の前照灯などディテールを追加して新造している。それにしても昔は型抜きの関係で再現できなかったフロントフェンダー内側の合せやリベットが再現されて見事。史実ではアフリカ戦線が激化する時期でもあり車体色がジャーマングレーとダークイエローが混在。あまり迷彩に凝らずに単色で濃い目のダークグレーをドライブラシで浮き上がらせるも好し。ダークイエローを墨入れするのもまた楽しい。
いわゆるマーダー(マルダー)系の自走砲の始祖となるロレーヌ・シュレッパー改自走砲はフランスに進駐したドイツ軍が大量に接収したロレーヌ・デートリッヒ社の装軌式輸送車が元になる。この車台は中央にエンジンが位置するミッドシップで後端がカーゴスペースという自走砲にお誂え向きのパッケージング。

しかもこのロレーヌ運搬車はフランス軍車両の中でも群を抜いて堅牢で簡便な抜群の信頼性。それが予備部品と共に大量に手に入ったことで鹵獲装備の流用という発想に拍車が掛ったと言っても過言ではない。最初は電撃戦の名残の支援車両として150mm榴弾砲を搭載した自走榴弾砲に改装されるが後半は75mm砲搭載の対戦車車両に重用。なおこのロレーヌ自走砲に関しても長らく実車に資料や写真が無く、初めてその存在を知ったのも小林源文先生のイラストだった。

車台の幅の狭さから側面を台形に広げ操作性を確保する設計もドイツ独特のもの。おかげでこうした独創的なデザインが生れた。プラモでオープントップの車両でこれを再現するのは強度の関係もあって非常に難しい。また身体を起こして上空を見上げるようなフィギュアの姿勢も抜群に良い。遠方から聞こえる航空機の音に警戒しているかのようだ。タミヤのフィギュアにはこうした表情がある。ストーリー性が豊かだ。こういう素材は取っておいて他に使いたくなる。

1/24カーモデルのオプションフィギュアだったキャンパスフレンズに「Ⅱ」が発売された。前作は80年代ティーン大学生あたりの設定だったがキャンパスフレンズⅡは平成~令和の若者ファッション。スクーターもオールドべスパから現行のビーノに変更。あまりクルマを意識しない風だが昔に比べ美少女キャラ系をメイン爆発的に拡がった各スケールフィギュア市場に技術力トップのタミヤが素材を投入してくれるのはもモデラーにはありがたいはずだ。何か仕掛けてくれそうだ。

ある意味で企画力ではタミヤさえ凌ぐアオシマは自衛隊の装備品に熱心だ。特に護衛艦はやりたい放題。陸自車両ではタミヤと被らない1/72の発売が早い。災害復旧でも大活躍で一般道でも見掛ける機会の多い通称「3トン半」73式大型トラックを1/35で発売。まだ空白の多い陸自車両をアオシマが席捲する日も近い。
中期の仕様となるⅣ号戦車F型(便宜上F1型)は70年代の旧イタレリ(イタラエレイと表記)しかなく当時タミヤのH型が3台は買える高価な舶来はバーリンデンの作例の箱画を眺めるだけで充分だった。近くはガルパンTV版のプラウダ戦にⅣ号D型にL43口径75mm砲を換装しただけで即席F2型が登場するのが有名。

実車は…いや実車こそシャシーが全くリファインされた別物だがアニメは楽しければそれで良い。作例の成型色が違う下部はおそらく同社のフンメル/ナスホルンから逆にリバースしたものでⅣ号前期の特徴であるピストルポートや二灯の前照灯などディテールを追加して新造している。それにしても昔は型抜きの関係で再現できなかったフロントフェンダー内側の合せやリベットが再現されて見事。史実ではアフリカ戦線が激化する時期でもあり車体色がジャーマングレーとダークイエローが混在。あまり迷彩に凝らずに単色で濃い目のダークグレーをドライブラシで浮き上がらせるも好し。ダークイエローを墨入れするのもまた楽しい。
いわゆるマーダー(マルダー)系の自走砲の始祖となるロレーヌ・シュレッパー改自走砲はフランスに進駐したドイツ軍が大量に接収したロレーヌ・デートリッヒ社の装軌式輸送車が元になる。この車台は中央にエンジンが位置するミッドシップで後端がカーゴスペースという自走砲にお誂え向きのパッケージング。

しかもこのロレーヌ運搬車はフランス軍車両の中でも群を抜いて堅牢で簡便な抜群の信頼性。それが予備部品と共に大量に手に入ったことで鹵獲装備の流用という発想に拍車が掛ったと言っても過言ではない。最初は電撃戦の名残の支援車両として150mm榴弾砲を搭載した自走榴弾砲に改装されるが後半は75mm砲搭載の対戦車車両に重用。なおこのロレーヌ自走砲に関しても長らく実車に資料や写真が無く、初めてその存在を知ったのも小林源文先生のイラストだった。

車台の幅の狭さから側面を台形に広げ操作性を確保する設計もドイツ独特のもの。おかげでこうした独創的なデザインが生れた。プラモでオープントップの車両でこれを再現するのは強度の関係もあって非常に難しい。また身体を起こして上空を見上げるようなフィギュアの姿勢も抜群に良い。遠方から聞こえる航空機の音に警戒しているかのようだ。タミヤのフィギュアにはこうした表情がある。ストーリー性が豊かだ。こういう素材は取っておいて他に使いたくなる。

1/24カーモデルのオプションフィギュアだったキャンパスフレンズに「Ⅱ」が発売された。前作は80年代ティーン大学生あたりの設定だったがキャンパスフレンズⅡは平成~令和の若者ファッション。スクーターもオールドべスパから現行のビーノに変更。あまりクルマを意識しない風だが昔に比べ美少女キャラ系をメイン爆発的に拡がった各スケールフィギュア市場に技術力トップのタミヤが素材を投入してくれるのはもモデラーにはありがたいはずだ。何か仕掛けてくれそうだ。

ある意味で企画力ではタミヤさえ凌ぐアオシマは自衛隊の装備品に熱心だ。特に護衛艦はやりたい放題。陸自車両ではタミヤと被らない1/72の発売が早い。災害復旧でも大活躍で一般道でも見掛ける機会の多い通称「3トン半」73式大型トラックを1/35で発売。まだ空白の多い陸自車両をアオシマが席捲する日も近い。