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旅行・ツーリング
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原作やアニメではSA26J型なのに実写版ではファーストシーズンからAY02型。実は私もこれに気付かなかった。大したことではないかもしれない。でもこの二機種は見れば見るほど全く別のスクーター。原チャリマイスター等と煽てられながら見分けが付かなかったのは、ちょっと悔しい。
磐田のヤマハコミュニケーションプラザに展示されているのは実写版の撮影にも使われたAY02型、通称「OEMビーノ」。SA26Jは台湾ヤマハで生産されたが、AY02はホンダ熊本工場で製造。国産に戻ったことになる。
劇中ではサイドバッグを吊るすため外装が見え難いが車体はAF77ジョルノそのもの。シートも同じ形状。よく見ると給油口カバーがフロアにあり燃料タンクがホンダ原付スクーターの特徴でもあるフロア下に移った。
フロントカウル内側のグローブボックスやインナーラック、荷掛フックもジョルノと同じ配置。メーターはAF78ダンクと同じ縦長。前後ホイールもホンダ製なのを見るとフロントカウル以外、フレームも含めてほぼホンダ製らしい。結局旧型SA26Jビーノから残っているのはフロントカウルのデザインのみ。逆にこの部分のアイデンティティーが強烈ということ。
クランクケースにはしっかり「HONDA」の刻印。AY01/AF74Eジョグを見た時はちょっとショックだったが、F1GPのマクラーレンホンダのようにヤマハをコンストラクターだと思えばカッコイイと自分に言い聞かせる。
原付スクーターに関してはヤマハのほうが耐久性がある。ホンダは軽量化のためか規格ギリギリのモノを作るクセが抜けず数年でボロが出る。この辺りの大企業病が国内生産に戻ったことで多少改善されたと信じたい。
「本栖」というナンバーはないが本栖湖の東側の「浩庵」がある一角が身延町でここから見る富士山がいちばん良いという。ヤマハはこのOEMビーノよりも完全自社製のトリシティを売りたいらしい。販売店も単価の低い原付を売っても大した利益にならない。ホンダ製なら猶更。ゆるキャンΔという作品自体もバイク漫画ではないのに「旅」が強調されるため結果としてバイクが活躍する場面が多い。原付で旅することにロマンがある。
原付旅といえば「出川ビーノ」。航続距離はフル充電で30㎞というから芸能人でもなければとてもツーリングなどできない。こちらは車体もSA26Jと同じヤマハ製。ただしメットインスペースはバッテリーに占領されヘルメットは入らない。番組用にシートがスイカ柄なのは今回初めて知った。電動のためマフラーがない他、前後ホイールも見慣れない形状になっている。速度域が変わって強度を落として軽量化したのかもしれない。
コミュニケーションプラザだけにヤマハのレジェンドが多数。日本車唯一のボンドカートヨタ2000GT。高価で売れ残ると危惧されながら余裕で完売したレクサスLFA。人気車種なのに生産終了が決まったSR400ファイナルエディション。この中で辛うじて生き残れそうなのが出川ビーノ。ならいっそのことE-ビーノを凛ちゃんカラーにしたほうが売れると思うぞ。
磐田のヤマハコミュニケーションプラザに展示されているのは実写版の撮影にも使われたAY02型、通称「OEMビーノ」。SA26Jは台湾ヤマハで生産されたが、AY02はホンダ熊本工場で製造。国産に戻ったことになる。
劇中ではサイドバッグを吊るすため外装が見え難いが車体はAF77ジョルノそのもの。シートも同じ形状。よく見ると給油口カバーがフロアにあり燃料タンクがホンダ原付スクーターの特徴でもあるフロア下に移った。
フロントカウル内側のグローブボックスやインナーラック、荷掛フックもジョルノと同じ配置。メーターはAF78ダンクと同じ縦長。前後ホイールもホンダ製なのを見るとフロントカウル以外、フレームも含めてほぼホンダ製らしい。結局旧型SA26Jビーノから残っているのはフロントカウルのデザインのみ。逆にこの部分のアイデンティティーが強烈ということ。
クランクケースにはしっかり「HONDA」の刻印。AY01/AF74Eジョグを見た時はちょっとショックだったが、F1GPのマクラーレンホンダのようにヤマハをコンストラクターだと思えばカッコイイと自分に言い聞かせる。
原付スクーターに関してはヤマハのほうが耐久性がある。ホンダは軽量化のためか規格ギリギリのモノを作るクセが抜けず数年でボロが出る。この辺りの大企業病が国内生産に戻ったことで多少改善されたと信じたい。
「本栖」というナンバーはないが本栖湖の東側の「浩庵」がある一角が身延町でここから見る富士山がいちばん良いという。ヤマハはこのOEMビーノよりも完全自社製のトリシティを売りたいらしい。販売店も単価の低い原付を売っても大した利益にならない。ホンダ製なら猶更。ゆるキャンΔという作品自体もバイク漫画ではないのに「旅」が強調されるため結果としてバイクが活躍する場面が多い。原付で旅することにロマンがある。
原付旅といえば「出川ビーノ」。航続距離はフル充電で30㎞というから芸能人でもなければとてもツーリングなどできない。こちらは車体もSA26Jと同じヤマハ製。ただしメットインスペースはバッテリーに占領されヘルメットは入らない。番組用にシートがスイカ柄なのは今回初めて知った。電動のためマフラーがない他、前後ホイールも見慣れない形状になっている。速度域が変わって強度を落として軽量化したのかもしれない。
コミュニケーションプラザだけにヤマハのレジェンドが多数。日本車唯一のボンドカートヨタ2000GT。高価で売れ残ると危惧されながら余裕で完売したレクサスLFA。人気車種なのに生産終了が決まったSR400ファイナルエディション。この中で辛うじて生き残れそうなのが出川ビーノ。ならいっそのことE-ビーノを凛ちゃんカラーにしたほうが売れると思うぞ。
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新東名上り線新清水インター付近。ここから見える富士山は抜群に良い。いちおう高速道路上でもあるし駐停車はできないしスマホの操作も禁止なので撮影するなら最寄りの清水パーキングエリアかインターチェンジを降りてからがお勧め。側道にもキレイに見えるスポットがある。
パーキングエリアとインターチェンジが同じ立地のこの場所で富士山が見えるのは偶然ではない。ここは国道52号線を清水区から富士宮市に跨ぐ尾根の分水嶺に当たり、手前が興津川水系、奥側が富士川水系に分かれる。富士川は赤石山脈と富士山麓の間の糸魚川静岡構造線を南下、富士山の外周に沿ってこの辺りから東よりに向きを変えて駿河湾に注ぐ。この富士川のラインは古代の山体崩壊の名残でもある。この構造線に沿った褶曲山脈の南側の縁に当るのがこの地になる。その尾根の一角を高速道路が東西方向に跨ぎ、東京方面に向かって登りが、ここから下り勾配に変わる。
中部横断道と並行する国道52号線も、この付近まで急な登り坂になり、この峠を越す宍原付近から富士川支流の稲瀬川に沿って下りになる。当然のように山の中から富士山が望めるため富士見峠とも呼ばれるが、同じような地名は富士山周辺に散在するため、ここはあまり有名ではない。国道52号線の古道に当る「身延路」には、もっと眺望が良い所もあるらしい。
パーキングエリアとインターチェンジが同じ立地のこの場所で富士山が見えるのは偶然ではない。ここは国道52号線を清水区から富士宮市に跨ぐ尾根の分水嶺に当たり、手前が興津川水系、奥側が富士川水系に分かれる。富士川は赤石山脈と富士山麓の間の糸魚川静岡構造線を南下、富士山の外周に沿ってこの辺りから東よりに向きを変えて駿河湾に注ぐ。この富士川のラインは古代の山体崩壊の名残でもある。この構造線に沿った褶曲山脈の南側の縁に当るのがこの地になる。その尾根の一角を高速道路が東西方向に跨ぎ、東京方面に向かって登りが、ここから下り勾配に変わる。
中部横断道と並行する国道52号線も、この付近まで急な登り坂になり、この峠を越す宍原付近から富士川支流の稲瀬川に沿って下りになる。当然のように山の中から富士山が望めるため富士見峠とも呼ばれるが、同じような地名は富士山周辺に散在するため、ここはあまり有名ではない。国道52号線の古道に当る「身延路」には、もっと眺望が良い所もあるらしい。