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イベント
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静岡県内に海上自衛隊の基地や母港はないが清水港にはイベント等の折によく来てくれる。清水港は戦前 連合艦隊第二艦隊 旗艦「陸奥」や三段甲板の「赤城」まで入港した記録がある天然の良港。この日 「はたかぜ」は普通に一般公開だが、「いかづち」見学の際には事前に申し込みが必要。

手前が「いかづち」で奥側が「はたかぜ」。一般公開の「はたかぜ」に乗船するには 一旦「いかづち」の甲板を通って 両艦に渡されたタラップから乗り込むことになる。どちらも5000トン級だが「いかづち」のほうが船体がひと回り大きい印象。これは艦尾のヘリ格納庫に加えイージス艦と同じ垂直式発射装置を備えた艦橋や上部構造物のせいか。それに対し「はたかぜ」は甲板上のランチャーやレーダーが物々しい。むしろ見どころ満載かもしれない。

艦の手前の岸壁では事前申し込みの方々に海自将官殿からのブリーフィング。「至誠に悖る勿かりしか…」とか云ってるわけではなくユーモアを交えて皆終始笑顔。狭いうえに突起物が多い甲板上での注意など説明は明快。海の男の艦隊勤務、月月火水木金金。

両艦の間は2メートルくらい。救護班殿が目を光らせる。異世界感あふれる構造物の下を前甲板へ。驚いたことにダークグレーの船体にはサビ一つ見当たらない。民間の船舶とは材質や塗装も違うのかもしれないが清掃や補修が行き届いている証拠。

はたかぜ前甲板にはターター迎撃システム、5インチ単装砲、8連装アスロック発射機が並ぶ。5インチ砲は米国製だが構造や操作が複雑で本国でも嫌われ次級からはオットーメラーラ127 mm 砲に改変された。建造当時の仮想敵はTu-22Mバックファイヤー爆撃機やエコー級原潜あたりだったのか小型の船体の割に重装備。

甲板を見学していると駿河湾フェリーが入港。護衛艦左舷で面舵いっぱい大回頭を見せて接岸。ここ日の出埠頭は他にも海上保安庁の巡視艇や練習船、最近は外国人観光客を乗せた豪華客船まで来てくれるので楽しい。

護衛艦「いかづち」はイージス艦こんごう型の前級という比較的新しい艦で 「はたかぜ」よりやや大きい。もともと海上自衛隊は領海の防衛が目的だったがその後シーレーン防衛や同盟国への支援などの任務が付与されたため船体が大型化。さらに昨今頻発する自然災害の救援や 離島防衛の水陸機動団の運用等を念頭に更なる輸送能力の強化も求められている。

「いかづち」はヘリ格納庫を持つが「はたかぜ」はヘリポートのみで前甲板と同じ73式5インチ単装速射砲を装備。動力が「はたかぜ」がロールスロイススペイ×2基+オリンパス×2基なのに対し「いかづち」はIHI製ガスタービンエンジン2基+川崎重工製ライセンススペイエンジン×2基と 国産化率も年式を追って向上した。

手前が「いかづち」で奥側が「はたかぜ」。一般公開の「はたかぜ」に乗船するには 一旦「いかづち」の甲板を通って 両艦に渡されたタラップから乗り込むことになる。どちらも5000トン級だが「いかづち」のほうが船体がひと回り大きい印象。これは艦尾のヘリ格納庫に加えイージス艦と同じ垂直式発射装置を備えた艦橋や上部構造物のせいか。それに対し「はたかぜ」は甲板上のランチャーやレーダーが物々しい。むしろ見どころ満載かもしれない。

艦の手前の岸壁では事前申し込みの方々に海自将官殿からのブリーフィング。「至誠に悖る勿かりしか…」とか云ってるわけではなくユーモアを交えて皆終始笑顔。狭いうえに突起物が多い甲板上での注意など説明は明快。海の男の艦隊勤務、月月火水木金金。

両艦の間は2メートルくらい。救護班殿が目を光らせる。異世界感あふれる構造物の下を前甲板へ。驚いたことにダークグレーの船体にはサビ一つ見当たらない。民間の船舶とは材質や塗装も違うのかもしれないが清掃や補修が行き届いている証拠。

はたかぜ前甲板にはターター迎撃システム、5インチ単装砲、8連装アスロック発射機が並ぶ。5インチ砲は米国製だが構造や操作が複雑で本国でも嫌われ次級からはオットーメラーラ127 mm 砲に改変された。建造当時の仮想敵はTu-22Mバックファイヤー爆撃機やエコー級原潜あたりだったのか小型の船体の割に重装備。

甲板を見学していると駿河湾フェリーが入港。護衛艦左舷で面舵いっぱい大回頭を見せて接岸。ここ日の出埠頭は他にも海上保安庁の巡視艇や練習船、最近は外国人観光客を乗せた豪華客船まで来てくれるので楽しい。

護衛艦「いかづち」はイージス艦こんごう型の前級という比較的新しい艦で 「はたかぜ」よりやや大きい。もともと海上自衛隊は領海の防衛が目的だったがその後シーレーン防衛や同盟国への支援などの任務が付与されたため船体が大型化。さらに昨今頻発する自然災害の救援や 離島防衛の水陸機動団の運用等を念頭に更なる輸送能力の強化も求められている。

「いかづち」はヘリ格納庫を持つが「はたかぜ」はヘリポートのみで前甲板と同じ73式5インチ単装速射砲を装備。動力が「はたかぜ」がロールスロイススペイ×2基+オリンパス×2基なのに対し「いかづち」はIHI製ガスタービンエンジン2基+川崎重工製ライセンススペイエンジン×2基と 国産化率も年式を追って向上した。