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火薬御飯

Category :  アニメ・特撮・映画
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 これは前回の2016年冬コミC-91の折の、サークル「あんだぁ☆びれっじ」様のお題だった。たいへん書き易いお題を戴いたが、サークル内でネタが被ることや、書き貯めていた別ネタもあったのでわざと少々外したモノを入稿させて戴いた。この「お題」はメカミリ同人のほぼ永遠の命題でもあると思うし、今年になって、これに打って付けのネタが出てきてしまったので、加筆修正のうえ失礼を承知で再度投稿させて戴く。

 そのネタ(アニメに登場する架空のバイク!)第一弾が…これだ!映画「ひるね姫」の重要アイテム、AI搭載自動運転サイドカー「ハーツ」。
ひるね姫知らないワタシの物語ハーツAncien and the Magic Tableイベント同人誌サークル当選メカミリあんだぁ☆びれっじ KANERU-S魔輝屋REDWINGS‐RPPコミックマーケット92配置「東ポ35b」図カタログWeb2017夏コミケ叶姉妹ファビラス叶組プレシャスM組コスプレكوميكتКомикет코믹마켓Comic Market2017C92Tokyobigsite
 おどろいたことに船(カー)側に乗車したままロボット(霊子甲冑風)に変形する!私には、ベイマックスより光武改に見えたのは敬謙なる愛国心が故だ。ここまで変形するのはマニューバクラフト(マニューバスレイヴ)ガーランド以来ではないか?しかもガーランドより遥かに小型で、ディテールに機能的な説得力がある。クラシカルなテイストも抜群。同監督作の多脚戦車シンク(フチコマ/タチコマ)がオートマトンの機能以上の広範な熱演ぶりから期待度は高い。でも、実は映画まだ見てない。

 「ワイルド7」や「熱風の虎」の話をしようにも古過ぎて資料もないし昔過ぎてほとんど覚えていない。バイク乗り定番の草薙素子やセルティ・ストゥルルソンやセイバーのV-maxじゃ誰でもわかるので、以後、新しめでマイナーな架空のバイクからサルベージしていこうと思う。
戦姫絶唱シンフォギア風鳴 翼(かざなり つばさ)天羽々斬(あめのはばきり)
 なのは難民救済アニメ「戦姫絶唱シンフォギアG」のヒロイン翼が乗るバイク。翼のバイク使用頻度は高く、何台か乗り分けている模様。武器ではなく、あくまで移動に使うツールだが、このⅢ型カタナ風バイクだけは彼女の使用ギア「天羽々斬」を変形させバイク前方に転回、巨大ブレードとして物体を切り裂く「騎刃ノ一閃」を披露する。この装備でビル屋上の水タンクを破壊し、暴走しかかった響に水をブッかけて助けた。
 メカニカルな魔法少女が歌いながら戦うオタクの欲望を全て満たす傑作。全部は見ていないが、やや昔っぽい作画やシンプルな設定はオッサンにも見易い。この薄い本が出る頃には4期「シンフォギアAXZ」が公開となり、PVには「騎刃ノ一閃」形態バイクも登場。驚いたことに5期も予定されている。ただ…なのはSSのようにストーリーの進展に伴って新キャラに押し出され、翼が成人してしまったら残念。
vipers-creed.jpg
 このジャンルでは、どうしても外せないヴァイパーズ・クリード、…というのも、この番組よく見ていなかった。民間軍事会社PMCの傭兵ブレードマンが操縦するバイク型可変機動兵器マニューバ・ブレードはバイク形態からロボット変形も抜群のデザインと思う。この点では同期の(変形態が中途半端な)ライドバックを引き離す。だがCGが過渡期のためか(ラインバレルのように)セル画との違和感が拭えない気がする。
 アメコミ風キャラや世界観で、内容もシリアス&ガチな近未来もの。その当の合衆国では、既に二輪を正面装備に用いず、斥候や連絡も四輪ATVを使う。また最近流行りの自動化や無人化が徹底しており、もはや人間ドラマは風前の灯火。人馬一体、軍備は弾一発まで陛下からの賜り物。極めれば無情の機械にさえ魂が宿る我が国でこそ創造し得た逸作。
ソードアートオンラインSAOガンゲイルGGO
 SAOガンゲイル編のトライク。近未来風のフィールドにトライクは(サウザーみたいで)よく似合う。ミリオタ的には装備の用語がわかるガンゲイルをイチバン贔屓する。ATVと二輪の中間と考えると、トライクの軍用は意外とアリかもしれない。それより、エロコスヒロインが対戦車銃っぽい重ライフルを構える(後)姿にブヒる。この点でもシノンはチャイカやイゼッタを超える。現実世界でもキリトはBMWやDT風オフローダーに乗るが、リア充過ぎて気に食わんのでこれ以上はパス!。
アクセルワールド パド
 アクセルワールド、パドさんの近未来バイク。どうもCGでなく線画で描かれている風に注目。ムダに尖ったデザインにメカ老舗サンライズの意地を感じる。ハイスペックなメイドという鉄板キャラの演出には、このくらい大袈裟なアイテムがイイ。もともと異世界転生という概念は、ダンバインのバイストンウェルが元祖ではないか?という持論。ロープレが延々できる家庭用ゲーム機さえなかった時代に、この着想ができた富野先生はやっぱグレートだ。世話焼き幼馴染みと美貌の生徒会副会長の間で揺れる肉丸君が痛々しく、見ているのが辛かった問題作。
はいふり水上バイク
 JK以下(歳下)のヒロインにバイクに乗ってもらうために厄介なのが免許制度の年齢制限。水上バイクなら近未来でなくても問題あるまい。マリンスポーツを意識しない現実感と汎用的なデザインが好きだった。地殻変動と鉱物採掘で水没した横須賀を、普通に通学するブルーマーメード(略して…)候補生達は、ディズニー映画のウォーターワールドより清潔感があって背景もキレイ。世界観もクオリティーも望外なものだったが、やはり何かに似ている。早々にオチが見えていた。さらに、完成度カッチリのアルペジオさえフェードさせてしまった艦これ人気は超弩級。「はいふり:ハイスクール・フリート」は決して駄作ではなかったが、ほぼ同時期に同ジャンルの両雄との会敵では分が悪かった。
Vividred Operation ビビッドレッド・オペレーション「IZF-R1」
 タイヤこそ付いていないが一色あかねが新聞配達と通学に使う未来のビジバイ風マシン。正式名は「IZF-R1」とあるようにバイクを意識している。劇中ではその形状から「わんこ」と呼ばれる。ホバーと解説された記事もあるが、動力はイオンクラフト。このメカはコース上でいちおう実証されているが、かなり大電力を必要とする。それを新世代エネルギー機関「示現エンジン」で小型化できたものと考えられる。ヒーローが乗る超兵器ではなく、未来の「庶民の足」を具現化してくれたことは賛辞を送りたい。設定や世界観は、よく詰められていたと思う。作品自体の評価は…やはりストパンを意識し過ぎた風で、謎解きも早々に頓挫した感が残念。
クロスアンジュ 天使と龍の輪舞第3話 ヴィルキス覚醒クロスアンジュ
 オートバイ型メカを搭乗型ロボットに変形させるのは体積的にムリが多い。ブライガーのように宇宙金属性ボディが不自然に膨れ上がるか、エルガイムのようにコックピットだけバイクにするのも手だ。だが、メカよりキャラが重要な時代。バイクっぽいインテリアに、卑猥な格好を強いられるヒロインが座るだけでイイ。男はいらね…伝統の全周モニターに殿様乗りシートで充分だ。パラメイルのコックピットは、風を感じるオープントップや細部に至るまでバイクそのもの。ストラトス4の耐G用の前傾姿勢コックピット以来、一つのシーンとして確立している。外見では飛行形態から人型ロボへの変形も完璧で、変形ロボットメカの到達点を感じた。
ローリング☆ガールズ
 タイトルも忘れかけていたが、強烈なバイク愛と旅好きを感じさせた迷作ローリング☆ガールズ。特にヒロイン望未の父譲りのサイドカーが、バイクオタクの琴線に触れた。本体はマッハⅢ風の外観にGX750風3気筒エンジンを搭載。コレはイケてる。その他にも多種多様なバイクが暴れ回るが、ストーリーの印象がイマイチ薄い。キャプ画や番宣だけで充分わかる設定だが、どうも世界観を盛り過ぎた感がある。洋画ではポピュラーなロードムービーというジャンルは、邦画でも試されているが、国土が狭いせいかあまりヒットに恵まれない。イージーライダーが発祥となり、国内では「彼のオートバイ、彼女の島」とか、ややコアな作品ばかり。これは、実際バイクに乗らないと理解できない世界かもしれない。
京騒戯画 ♯08「あっちとこっちでもめる話」
 京騒戯画の明恵が乗るスクーターもオリジナルのモノと思う。(実はよく知らないこのジャンル)坊さんがバイクで法事に周るのは日本の原風景。袈裟や着物に草履履きが仕事着の坊さんは、裾の掛らないスクーターに乗る。劇中では何の気なしに極庶民的アイテムとして使い倒されている。これがホントの坊僧俗。純和風で漆塗りの仏壇のような配色は見事。機能的な合理性も取れている。現行車のデザインにこのセンスがないのは残念。アニメのほうがデザイナーの着眼点が優れているということか。
ボンネビル
 シャーリーがウィッチになる前、ボンネビル・ソルトフラッツで時速178,24マイル(286.9キロ)の速度記録を出した時のストリームライナー。リべリオン製魔導エンジン搭載するレッドマン・スカウトがベースという設定。実在のモデルがあったかは不明だが、アンソニー・ホプキンスの映画「世界最速のインディアン」のモデルになったバート・マンローは、1920年頃のインディアン・スカウトを自分で改造し、時速288km (時速178.97マイル)の世界記録を1962年に出している。数値はかなり近い。この辺りのストライク・ウィッチーズのブ厚い設定の妙は、他の作品の追従を許さず名作たる所以。シャーリーは、この他にもマン島での優勝経験等もあり、乗り物全般に操縦が上手いうえに、ストライカーユニットを自分で改造するなど、中年のマニアやオタクが喜びそうなファクターを全て持ち合わせた理想の「嫁」の座に揺るぎはない。
魔法科高校の劣等生第22話横浜騒乱編
 魔法科高校の劣等生、司波達也と(ブラコンビッチ)深雪の兄妹がタンデムデートに使うバイク。昔の前傾姿勢のマシンのほうが、アメリカンやビグスクよりも実は前後の密着度が高いことなど今の若者は知るまい。運転の集中を妨げる危険な構造だ。ちょっとカッコイイと思ったのは、タイトルに「魔法~」といいながら、実は今から80年先の未来の機械だからか。淡々と見ていたつもりだが、どうも最近のラノベ原作アニメは(術式とか)用語が複雑になってよくわからない。転回よりも、膨大なキャラとそのライフパス、属する組織など、ジジイのアタマではメモリー不足。ストーリーはおおかた定番キャラのお約束転回&予定調和オチだが、おそらく読者もそれに期待している。ヘンな超転回よりも、軽妙な表現とキレイな挿絵をジックリ楽しむべきだが、同じく文章を書く者としては、天文学的な数のキャラを別個の動かせる作家氏の記録力に驚いてしまう。
「緋弾のアリアAA」5話感想 ピタゴラスイッチで大惨事!あかり盗んだスクーターで走り出してビリビリ
 カルテット(実戦テスト)で窮地の間宮あかり(いちおう2期メインヒロイン)が、盗んだバイクで走り出す。架空のバイクというよりは既に作画崩壊だが、劇中では起死回生の大活躍を果す。銃器ものアニメは肉弾戦も多いので、乗り物といえばバイク率が高いのだが、やはりGUN以外は思い入れがないらしい。因みに間宮あかりが携行する銃はマイクロUZI。映画でも出番の多いイスラエル製短機関銃UZIを小型化したフルオート大型拳銃だそうだ。アリアの銃もデザート・イーグルと思い込んでいたが、ガバメント・カスタムらしい。オタクも専門外になると単なるボケ老人だと思い知らされた。
プラシド
 「ライディング・デュエル!アクセラレーション !! 」今までどこのクリエイターも考え付かなかった究極のマシン。バイクが好き過ぎて合体してしまった(←違う)まさに人車一体!バイク人間!イリアステルの三皇帝・治安維持局長官プラシドの究極形態。遊☆戯☆王5D'sはDホイールというバイク型デュエルディスクにデュエリストが乗車して戦うライディング・デュエルが対戦のスタイル。その究極形としてデュエリストとDホイールが一体化した最強のヒューマンインターフェイスの降臨だ。むろんボクらのヒーロー、「不動遊星」に敵うはずもなく、デュエルに完敗、木端微塵に破壊され、アンドロイドだったプラシドもバラバラになった。
鋼鉄神ジーグ バイク
 鋼鉄神ジーグの頭部ジーグヘッドに変形するHMB(ハイパーモーターバイク)雷鋼馬。初代ジーグはサイボーグ宙そのものがジーグヘッドに変形するが両者は互換性がる。この初代ジーグヘッドが50年の眠りから覚める直接の続編だが初代ヒロインのミッチー(卯月美和)までおばあさんになって活躍するのが永井ファンにはショックかもしれない。
 制作元はダイナミックプロではなく、ガールズ&パンツァーでお馴染みアクタスだが、登場人物はまぎれもなく漫画版の永井キャラで往年のファンにはウレシイ。ストーリーも後年のマジンガーオマージュよりシッカリできているが、初代ジーグの「玩具ありき」の人気には及ばなかった感。ハイパーモーターバイク雷鋼馬もジーグヘッド変形を意識したディテールでバイクにしてはかなり大きい。旧マジンガー~グレンダイザーに至る草創期のメカ感とは異なる筋肉質な肉弾戦ロボは健在だった。
刹那ライドシューター3
 ガンダムOO(ダブルオー)で刹那が乗るレンタルタクシー…と書いてあるのでレンタルバイクだろう。これに乗っているところを偶然マリナ・イスマイールに目撃される転回。だからヘルメットを被らない。ガンダムの主人公はヒロイズムを抑えた独特の暗さを持つキャラが多く、あまりバイクが御用でない。だがファースト以来、一定の現実感を持ったデザインは、サブメカであっても優れたモノが多い。ファーストの続編、いわゆる一年戦争アフター以外、ガンオタは受け入れ難いようだが、萌え系のSEEDと共にBL系ファンを増殖させたカルト作品と見られているが、ホンモノのテロ組織の名前まで借りてしまう社会派の野心作で私はイチオシ。
劇場版アイカツスターズ「狙われた魔法のアイカツカード」大空あかりちゃん
 調子に乗ってきたから、もうなんでも書いてやるゾ!劇場版アイカツスターズ「狙われた魔法のアイカツカード」ヒロインあかりちゃんが駆るホバーバイク。サブタイトルは劇中で先輩の星宮いちごちゃん監督で撮影が進む映画の題名でもある。アイカツ!!TV版は3期中盤以降、製作元がサンライズからBNP=バンダイナムコ・ピクチャーズに変わる。BNPが担当してからはキャラが無表情になり、逆にストーリーはサンライズに肖りたいがようにSF風の描写が増えた。こうした架空メカや露骨にガンダム兵器まで登場する。これはアイカツ!!ヤークトのためタカラトミーが送った刺客プリパラに対抗するためだったが、アイカツスターズは苦戦中。むろん本家サンライズは、こんなセコいモブやらない。もう、いい。オレにはラブライブ(サンシャイン)がある。

 2016年は映画「君の名は。」という隕石が落ちて全てカタが付いてしまった。内容的には往年のSFファンタジー的な作風の多い監督氏だが、原風景的な描写が美しく、スーパーカブがその風景の一部のように自然に活躍する。空前のヒット作ということで様々な分析や評論があるので、この辺で。だが劇場アニメの新しい可能性を見せてくれた功績は実に大きい。
君の名は。スーパーカブ
 実在するバイクの登場するアニメは近作だけでも実に多く、編集にあたるサークル主様を過労死させそう(いや、整理がメンドクサイだけ)なので、またの機会に。往年のバイクマンガのように、車種が登場人物のキャラクターそのものよりは、シチュエーションに合った車格や年式が設定されているように見えた。ただ、いずれも追跡や逃走・逃避行などといったスピード感あるシーンに応じた選定で、ストーリーに自然に溶け込み、馴染んだ愛着のあるアイテムとして寵愛されている風なのはウレシイ。今の時代、あまり無闇な売り込みは好かれない。物語といっしょに美味しく召し上がってほしい。

テーマ:同人活動 - ジャンル:アニメ・コミック

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