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静浜基地は航空自衛隊の滑走路のある基地の中で最も小さい基地だそうだ。そんな話も最近知った。一昔前ならその施設の概要や歴史を知るために本屋や図書館を漁っても(趣味なら尚更)一行一頁の情報を得るために膨大な時間と労力を要した。だいたい基地祭の広報を知ることさえ運が良ければという程度。旧海軍基地は「海軍記念日」のある五月下旬が多い。

修学旅行の下調べでもするように この飛行場の謂れ等 多少なりとも頭に入れておくと視点というか見る目が変わってくる。さしてハイテクでもなく 民間の空港より狭くてやや古い滑走路からプロペラ機が離陸して行くのを追っていると歴史の1コマを見ている様で(戦中派の三代目くらいなのに)何か懐かしい気がした。静浜に常駐するT-7練習機は 前型のT-3のレシプロエンジンをガスタービンに換装したため離陸でも音は拍子抜けするほど静か。BGMは飛行機雲より「紅の豚」のテーマが良い。

展示飛行は午前中の早い時間から 30分置きくらいに飛んで来る。スケジュールを確認しながら時間になると見通しが良い滑走路に出て 空いた時間に格納庫や地上展示を見学すると なかなか忙しく体力が要る。今年は機動飛行が ほとんど無く アフターバーナーを使わないローパスのみ。苦情でもあったのか?と訝るが普段(これも日本一?)静かな飛行場で年に一度のお祭りなのだから恩恵の多いお役所は説得してもらいたい。因みに この日の来場者は3万と集客も抜群。国防の拠点の見学は納税者の義務だ。

展示飛行が少々ショボいからといってクレームなど付けたら本末転倒。静浜は艦これで有名になった芙蓉部隊の訓練基地が淵源。自衛隊としては60周年でも静浜は戦前藤枝基地と呼ばれた70年以上前から厳然とここにある。空白期間に思いを馳せながら資料館をガッツリ見学する。

彗星艦爆のエンジン「アツタ32型」の展示も 多少キレイになっていた。稼働率の低かった彗星を整備し 特攻を否定して夜間攻撃を立案するなど芙蓉部隊と司令美濃部正少佐の功績は大きい。数年前まで この前で慰霊祭が行われていたが 熊本震災で航空際が延期になった2016年から見掛けなくなった。関係者の方も御高齢だからだろう。戦争は否定されても、その時代に生まれ賢明に生きた人々は賞賛されるべきだ。

ハンガーに展示されているが このT-3初等練習機は実働状態らしい。米軍から供与されたT-34メンターから改良を重ねた堅牢な国産練習機。練習機は一般的に使用が荒い。T-7と似ているがT-7がターボプロップに対しT-3はレシプロ。海外では全ジェット化の流れもあるがプロペラ機は短い滑走路でも離着陸できることやストールやバードストライクに強く、気象や法令の条件も厳しい我が国でプロペラ機は重宝がられている。

初めて見た12式地対艦誘導弾。奇しくも彗星艦爆と同じ任務を担うが 数十年の時を経て 無人で(より正確に)艦船を狙うことができる武器の進化に驚く。この対艦誘導弾が数台展開すれば南西諸島等の島嶼部を瞬く間に「ナバロンの要塞」にすることもできる。東志那海の覇権は渡さない。
![ブルーインパルス 静浜基地. SHIZUHAMA AIR BASE. 2018年5月11日 静浜基地60周年、焼津市・大井川町合併10周年記念航空祭 [JASDF] 航空自衛隊 防衛省](https://blog-imgs-77.fc2.com/n/a/b/nabe3rr/201806030625187e2s.jpg)
大トリを飾るブルーインパルスは今年も飛んでくれた。ただ空域に民間機が進入し2度ほど中断。演目の一部(たぶんハートの書きもの)が中止になった。たぶん静岡空港を発着する旅客機だろうが 双方とも飛行計画は事前に提出しているはずなので よほどヘタな民間パイロットだろう。国内線の機長なら危険行為で始末書もの。静岡空港に多い韓国か中華系民間機に違いない。空自のパイロットを見習え。

修学旅行の下調べでもするように この飛行場の謂れ等 多少なりとも頭に入れておくと視点というか見る目が変わってくる。さしてハイテクでもなく 民間の空港より狭くてやや古い滑走路からプロペラ機が離陸して行くのを追っていると歴史の1コマを見ている様で(戦中派の三代目くらいなのに)何か懐かしい気がした。静浜に常駐するT-7練習機は 前型のT-3のレシプロエンジンをガスタービンに換装したため離陸でも音は拍子抜けするほど静か。BGMは飛行機雲より「紅の豚」のテーマが良い。

展示飛行は午前中の早い時間から 30分置きくらいに飛んで来る。スケジュールを確認しながら時間になると見通しが良い滑走路に出て 空いた時間に格納庫や地上展示を見学すると なかなか忙しく体力が要る。今年は機動飛行が ほとんど無く アフターバーナーを使わないローパスのみ。苦情でもあったのか?と訝るが普段(これも日本一?)静かな飛行場で年に一度のお祭りなのだから恩恵の多いお役所は説得してもらいたい。因みに この日の来場者は3万と集客も抜群。国防の拠点の見学は納税者の義務だ。

展示飛行が少々ショボいからといってクレームなど付けたら本末転倒。静浜は艦これで有名になった芙蓉部隊の訓練基地が淵源。自衛隊としては60周年でも静浜は戦前藤枝基地と呼ばれた70年以上前から厳然とここにある。空白期間に思いを馳せながら資料館をガッツリ見学する。

彗星艦爆のエンジン「アツタ32型」の展示も 多少キレイになっていた。稼働率の低かった彗星を整備し 特攻を否定して夜間攻撃を立案するなど芙蓉部隊と司令美濃部正少佐の功績は大きい。数年前まで この前で慰霊祭が行われていたが 熊本震災で航空際が延期になった2016年から見掛けなくなった。関係者の方も御高齢だからだろう。戦争は否定されても、その時代に生まれ賢明に生きた人々は賞賛されるべきだ。

ハンガーに展示されているが このT-3初等練習機は実働状態らしい。米軍から供与されたT-34メンターから改良を重ねた堅牢な国産練習機。練習機は一般的に使用が荒い。T-7と似ているがT-7がターボプロップに対しT-3はレシプロ。海外では全ジェット化の流れもあるがプロペラ機は短い滑走路でも離着陸できることやストールやバードストライクに強く、気象や法令の条件も厳しい我が国でプロペラ機は重宝がられている。

初めて見た12式地対艦誘導弾。奇しくも彗星艦爆と同じ任務を担うが 数十年の時を経て 無人で(より正確に)艦船を狙うことができる武器の進化に驚く。この対艦誘導弾が数台展開すれば南西諸島等の島嶼部を瞬く間に「ナバロンの要塞」にすることもできる。東志那海の覇権は渡さない。
![ブルーインパルス 静浜基地. SHIZUHAMA AIR BASE. 2018年5月11日 静浜基地60周年、焼津市・大井川町合併10周年記念航空祭 [JASDF] 航空自衛隊 防衛省](https://blog-imgs-77.fc2.com/n/a/b/nabe3rr/201806030625187e2s.jpg)
大トリを飾るブルーインパルスは今年も飛んでくれた。ただ空域に民間機が進入し2度ほど中断。演目の一部(たぶんハートの書きもの)が中止になった。たぶん静岡空港を発着する旅客機だろうが 双方とも飛行計画は事前に提出しているはずなので よほどヘタな民間パイロットだろう。国内線の機長なら危険行為で始末書もの。静岡空港に多い韓国か中華系民間機に違いない。空自のパイロットを見習え。