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旅行・ツーリング
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「しょうなん」とは沼の南と書く。柏市に合併する以前の旧東葛飾郡沼南町が地名の由来で文字通り手賀沼の南側という意味。元々山と海の間のような所で生まれ育った私にとってせいぜい丘陵くらいの関東平野は方向の感覚が大いに狂った。

だからこの何所に続くかわからない国道356号線はなにかミステリアスで好きだった。国道6号から分岐した直後を我孫子市役所に向けて右折すると手賀沼が見える。私が我孫子に住んでいた十代の頃 ココから先は未踏の地。標識では その先に国道16号となっていてまた謎が深まる。
国道6号に交差する16号。さらに国道6号から分岐する356号線は 手賀沼の北端を囲むように三角形を描く。今と違って地図が縮尺ごとB2版の新聞紙大ほどもある見開き。しかも一部千円近く 複数揃えて見比べるヒマもない。知らない道を走る時は 何となくアタマに入れて後は勘。

この下総から霞ヶ浦は沼沢地を避けて尾根を走る道の方角が 特に夜間はわからなくなる。だから走って ちょっと怖く 面白くもある。地元静岡では ほとんどお目に掛れない沼とか池というのも夜は湖面が真っ暗で不気味だった。ちなみに平成の初め頃まで 全国的に湖沼の水質が悪く 手賀沼と佐鳴湖はビリ争いをしていた。

そのせいか そこの人間も気性が荒く 駐車場は空き缶や吸殻のゴミだらけ。手賀沼公園のトイレも壁一面の落書き。手賀沼の畔で「白河の清きに魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋ひしき」とは皮肉。オッサンのノスタルジーとはそんなものだ。

だからこの何所に続くかわからない国道356号線はなにかミステリアスで好きだった。国道6号から分岐した直後を我孫子市役所に向けて右折すると手賀沼が見える。私が我孫子に住んでいた十代の頃 ココから先は未踏の地。標識では その先に国道16号となっていてまた謎が深まる。
国道6号に交差する16号。さらに国道6号から分岐する356号線は 手賀沼の北端を囲むように三角形を描く。今と違って地図が縮尺ごとB2版の新聞紙大ほどもある見開き。しかも一部千円近く 複数揃えて見比べるヒマもない。知らない道を走る時は 何となくアタマに入れて後は勘。

この下総から霞ヶ浦は沼沢地を避けて尾根を走る道の方角が 特に夜間はわからなくなる。だから走って ちょっと怖く 面白くもある。地元静岡では ほとんどお目に掛れない沼とか池というのも夜は湖面が真っ暗で不気味だった。ちなみに平成の初め頃まで 全国的に湖沼の水質が悪く 手賀沼と佐鳴湖はビリ争いをしていた。

そのせいか そこの人間も気性が荒く 駐車場は空き缶や吸殻のゴミだらけ。手賀沼公園のトイレも壁一面の落書き。手賀沼の畔で「白河の清きに魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋ひしき」とは皮肉。オッサンのノスタルジーとはそんなものだ。