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今年で第20回だという清水港興津フェア。もう20年もやっているというのに初めて来た。どうも「港」という場所にはトラウマがある。それに地元で知り合いと会うのも何となく抵抗がある。今年はあまり遠くに行けないので近場から攻略しておく。

これがあるから来ている旧車展示。周りの景色に全く違和感がない。これは私の勝手な持論だが畦道を舗装したような田舎道に現行の車は軽自動車でも大き過ぎる。おそらく昭和40年代くらいに区画が確定して宅地化した地方はその当時の規格の普通車がやっと通れる幅しかない。そのくせ交通網が貧弱な田舎に乗用車や軽貨物は日常の脚に不可欠。子供の頃から慣れ親しんだ家財道具だ。

昭和の車はまだ移動の道具の役割が強く昨今のようなデザイン過剰の車より乗る人重視に思える。室内は狭いがそのぶん外が見易く安全性は逆に高い。動力性能は低く運転者に技量を要求するから最近のように老人が勝手に暴走させる様な事故は無かった。ただ古いだけではない。昔のほうが正しい機械だった。

現行のように法規で雁字搦めの世の中では割り切った用途の機械は生き辛い。戦後の復興期のようにモノが不足する中で僅かに残された工業力で必要最低限の運搬器具を作ったのが日本のモータリゼーションの始まり。必要に迫られた機械だから重宝され酷使されてきた。そんな車の背景には昭和の景色がある。

フロンテクーペから派生した初代セルボ。軽自動車のスポーツカーという発想はこの車あたりからだ。いちおう四名乗車。しかもリアエンジン。2サイクル3気筒は同じスズキのGT550と共通な部分も多い。車高が低いが天井も低く運転席でも頭がフロントガラスに付きそうだった。それでも昔の人は見栄っ張りだから「狭い」とか文句を言わなかった。昭和のクルマに気合いで乗るから楽しかった。

これがあるから来ている旧車展示。周りの景色に全く違和感がない。これは私の勝手な持論だが畦道を舗装したような田舎道に現行の車は軽自動車でも大き過ぎる。おそらく昭和40年代くらいに区画が確定して宅地化した地方はその当時の規格の普通車がやっと通れる幅しかない。そのくせ交通網が貧弱な田舎に乗用車や軽貨物は日常の脚に不可欠。子供の頃から慣れ親しんだ家財道具だ。

昭和の車はまだ移動の道具の役割が強く昨今のようなデザイン過剰の車より乗る人重視に思える。室内は狭いがそのぶん外が見易く安全性は逆に高い。動力性能は低く運転者に技量を要求するから最近のように老人が勝手に暴走させる様な事故は無かった。ただ古いだけではない。昔のほうが正しい機械だった。

現行のように法規で雁字搦めの世の中では割り切った用途の機械は生き辛い。戦後の復興期のようにモノが不足する中で僅かに残された工業力で必要最低限の運搬器具を作ったのが日本のモータリゼーションの始まり。必要に迫られた機械だから重宝され酷使されてきた。そんな車の背景には昭和の景色がある。

フロンテクーペから派生した初代セルボ。軽自動車のスポーツカーという発想はこの車あたりからだ。いちおう四名乗車。しかもリアエンジン。2サイクル3気筒は同じスズキのGT550と共通な部分も多い。車高が低いが天井も低く運転席でも頭がフロントガラスに付きそうだった。それでも昔の人は見栄っ張りだから「狭い」とか文句を言わなかった。昭和のクルマに気合いで乗るから楽しかった。
テーマ:静岡市 Shizuoka City - ジャンル:地域情報