例年6月に開催されるル・マン24時間レースは今年は8月に延期されたらしい。以前はスタートとゴールの他、途中経過のダイジェストなど特番で放送されたが今はBSのスポーツ枠か。知名度も認知度も以前ほどではないにせよ、ここ数年はトヨタが連覇。レース界に新たな伝説を打ち立てた。

そのトヨタ・ガズー・レーシングが2016年から投入し改良と熟成を重ねるディフェンディング・チャンピオンがトヨタ・TS050ハイブリッドだ。エンジンは3700㏄のV8ノーマルアスピレーション(自然吸気) から2400㏄のV6直噴ツインターボに進化。惜勝を繰り返し徐々に実力を上げていく。

外観上ではヘッドライトがLEDに変更された他サイドのダクトやミラーの形状等が変わっている。ハイブリッドの蓄電装置等は明らかに時代の流れだが、文字通り実戦での耐久テストやレース結果から得られるセールスバリューは、個々のサプライヤーに至るまで全世界で通用するものだ。

ル・マンといえば有名なのが日本中が歓喜に湧いた1991年のチャージマツダ787Bの総合優勝だ。詳細はNHK人気番組だった「プロジェクトX挑戦者たち」のアーカイブスの多少ドラマ仕立てな動画が詳しい。だがそのドラマチックな演出も、当時を知る者ならけして大げさではないとわかる。

ボディカラーのオレンジとグリーンの境に縫い目ラインはバブル期に絶大な人気を誇ったレナウンのアパレルブランド「チャージ」がモチーフ。エンジンは4ローター2600㏄の26B。1ローターあたり3プラグ。ペリフェラルポートに可変吸気等。トランスミッションが24時間に耐えられないため目標値の800ps/10000rpmから700ps/9000rpmに抑えていたという。

この通称「55号車」が総合優勝した787Bそのもの。現行の凝ったラインと違ってシンプルなプロトカーはプラモデルやミニカーなどで大人気となり子供でも知っていた。当時ル・マン24時間耐久レースはいわゆる地上波でも大々的に中継され、自動車メーカー・マツダの人気も大いに高めた。

90年代、峠にマツダ・ファミリア(BD~BF)が多かったのもネームバリューあってのことかもしれない。今年はそのルマン日本車初優勝から30周年。モータースポーツの勢力図もずいぶん変わったが、中国や韓国など新興勢力が全く追い付けないレース界で日本車は今もトップの実力を誇る。

実車展示は2018年静岡ツインメッセのタミヤフェアの一角。自衛隊の戦車から世界に数台のプロトカーまでタミヤで力量あっての展示。無論これは単なるエキジビションではなく、実物のスポーツカーとスケールモデルの再現度を「比べてみろ!」というタミヤの職人気質あっての実車展示。

そのトヨタ・ガズー・レーシングが2016年から投入し改良と熟成を重ねるディフェンディング・チャンピオンがトヨタ・TS050ハイブリッドだ。エンジンは3700㏄のV8ノーマルアスピレーション(自然吸気) から2400㏄のV6直噴ツインターボに進化。惜勝を繰り返し徐々に実力を上げていく。

外観上ではヘッドライトがLEDに変更された他サイドのダクトやミラーの形状等が変わっている。ハイブリッドの蓄電装置等は明らかに時代の流れだが、文字通り実戦での耐久テストやレース結果から得られるセールスバリューは、個々のサプライヤーに至るまで全世界で通用するものだ。

ル・マンといえば有名なのが日本中が歓喜に湧いた1991年のチャージマツダ787Bの総合優勝だ。詳細はNHK人気番組だった「プロジェクトX挑戦者たち」のアーカイブスの多少ドラマ仕立てな動画が詳しい。だがそのドラマチックな演出も、当時を知る者ならけして大げさではないとわかる。

ボディカラーのオレンジとグリーンの境に縫い目ラインはバブル期に絶大な人気を誇ったレナウンのアパレルブランド「チャージ」がモチーフ。エンジンは4ローター2600㏄の26B。1ローターあたり3プラグ。ペリフェラルポートに可変吸気等。トランスミッションが24時間に耐えられないため目標値の800ps/10000rpmから700ps/9000rpmに抑えていたという。

この通称「55号車」が総合優勝した787Bそのもの。現行の凝ったラインと違ってシンプルなプロトカーはプラモデルやミニカーなどで大人気となり子供でも知っていた。当時ル・マン24時間耐久レースはいわゆる地上波でも大々的に中継され、自動車メーカー・マツダの人気も大いに高めた。

90年代、峠にマツダ・ファミリア(BD~BF)が多かったのもネームバリューあってのことかもしれない。今年はそのルマン日本車初優勝から30周年。モータースポーツの勢力図もずいぶん変わったが、中国や韓国など新興勢力が全く追い付けないレース界で日本車は今もトップの実力を誇る。

実車展示は2018年静岡ツインメッセのタミヤフェアの一角。自衛隊の戦車から世界に数台のプロトカーまでタミヤで力量あっての展示。無論これは単なるエキジビションではなく、実物のスポーツカーとスケールモデルの再現度を「比べてみろ!」というタミヤの職人気質あっての実車展示。