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ミリタリー
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近年、領海侵犯や露骨な威嚇行為・挑発行動を繰り返す中国他に対し島嶼防衛の重要性は高まっている。一方で島嶼部は拠点が分散してしまうため、攻められ易く守り難い。この盲点に対する一つの回答が武器の機動化だ。短時間に広範囲に転回できれば守備範囲が大幅に広がることになる。

周囲を海に囲まれた海洋国家とはいえ、大型の軍艦や潜水艦では移動に時間を要し、守備範囲が限定される上に敵からも探知されやすい。既に口径数十糎の艦砲を積んだ戦艦の時代ではないが、対艦ミサイルの発射器さえ確保できれば、その射程半径内は敵艦はおいそれとは侵入できないことになる。地対艦誘導弾は、発射後は直ぐに撤収できるので防御面に腐心せず敵艦を狙うことができる。また弾体は艦対艦誘導弾と互換させたり、アップデートも容易。12式地対艦誘導弾は88式地対艦誘導弾の後継器機で、更に海上自衛隊の艦載型17式艦対艦誘導弾のベースにもなっている。

12式地対艦誘導弾の弾体は全長5ⅿ、重量700㎏。射程は百数十キロ㎞から最大二百㎞。ロケットモーターとターボジェットで飛翔し、初期は慣性航法とGPS。終端誘導はアクティブホーミングを併用。都内から相模湾全体が有効射程に入る。今後は弾頭の形状をステルス化や射程の延伸等が図られ戦闘力を増す。破壊力について今更言及はないが直撃すればフリゲート艦ならひとたまりもあるまい。装輪式の車台は移動も容易で島嶼部にも短時間で転回可能。東シナ海で挑発を繰り返す某国を静かに威圧する。

周囲を海に囲まれた海洋国家とはいえ、大型の軍艦や潜水艦では移動に時間を要し、守備範囲が限定される上に敵からも探知されやすい。既に口径数十糎の艦砲を積んだ戦艦の時代ではないが、対艦ミサイルの発射器さえ確保できれば、その射程半径内は敵艦はおいそれとは侵入できないことになる。地対艦誘導弾は、発射後は直ぐに撤収できるので防御面に腐心せず敵艦を狙うことができる。また弾体は艦対艦誘導弾と互換させたり、アップデートも容易。12式地対艦誘導弾は88式地対艦誘導弾の後継器機で、更に海上自衛隊の艦載型17式艦対艦誘導弾のベースにもなっている。

12式地対艦誘導弾の弾体は全長5ⅿ、重量700㎏。射程は百数十キロ㎞から最大二百㎞。ロケットモーターとターボジェットで飛翔し、初期は慣性航法とGPS。終端誘導はアクティブホーミングを併用。都内から相模湾全体が有効射程に入る。今後は弾頭の形状をステルス化や射程の延伸等が図られ戦闘力を増す。破壊力について今更言及はないが直撃すればフリゲート艦ならひとたまりもあるまい。装輪式の車台は移動も容易で島嶼部にも短時間で転回可能。東シナ海で挑発を繰り返す某国を静かに威圧する。