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四輪
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スーパーカーの定義は様々だが、往年のブームを経験した者からすると、当時の名車の条件、例えばリトラクタブル・ヘッドライトなど外観的なわかりやすい特徴が目に飛び込んで認識しやすい。無論当時はLEDなどなかったので、それらは既視感からくる偏見のようなものかもしれない。

チゼータV16Tは生産台数10数台で国内にあるのは2台のみと言われる超稀少なスーパーカー。デザイナーはスーパーカー・ブームの頃一世を風靡したベルトーネのチーフデザイナーも務めたマルチェロ・ガンディーニ。初代ランボルギーニ・カウンタックやランチア・ストラトスも彼の手によるもので、往年のマニアから見ると正にスーパーカーといったビビッドな特徴を加味したデザイン。私的にもカッコイイと思った。ただ逆に斬新さはない。これを新車で買おうとするセレブの目には厳しいかもしれない。

チューブラーフレームのオールアルミボディにV型16気筒6ℓエンジン、5速ミッションのMRという硬派なスペックは、例えばブガッティ・ヴェイロンなどに比べたらやや見劣りするし、マクラーレンF1のようなレースマシンに比べると危うい。カウンタックやランチアはエンジンが今ほど望めない時代に、パッケージングやボディ剛性など車体スペックで稼ぐ仕様。要求される比重が今とは違う。チゼータの価格は邦貨換算で6千5百万円くらいで、最近の中途半端なハイブリッド搭載のスーパーカーに比べれば本格派で寧ろリーズナブル。ただやはりブランドが少し弱いかもしれない。

アウディ・ランボルギーニが4WDなど現代的なメカを積みながらムダに大型化してしまったことを考えると、もっとソリッドにプレーンに作ってくれればと思うが、このクルマの顧客はお金持ち。どうせ全開で走らないなら超ハイメカ・ハイスペック、外観も斬新かつ伝統のブランドを御所望だろう。だがアキュラNSXがこのカタチだったらもう少し売れたと思う。

チゼータV16Tは生産台数10数台で国内にあるのは2台のみと言われる超稀少なスーパーカー。デザイナーはスーパーカー・ブームの頃一世を風靡したベルトーネのチーフデザイナーも務めたマルチェロ・ガンディーニ。初代ランボルギーニ・カウンタックやランチア・ストラトスも彼の手によるもので、往年のマニアから見ると正にスーパーカーといったビビッドな特徴を加味したデザイン。私的にもカッコイイと思った。ただ逆に斬新さはない。これを新車で買おうとするセレブの目には厳しいかもしれない。

チューブラーフレームのオールアルミボディにV型16気筒6ℓエンジン、5速ミッションのMRという硬派なスペックは、例えばブガッティ・ヴェイロンなどに比べたらやや見劣りするし、マクラーレンF1のようなレースマシンに比べると危うい。カウンタックやランチアはエンジンが今ほど望めない時代に、パッケージングやボディ剛性など車体スペックで稼ぐ仕様。要求される比重が今とは違う。チゼータの価格は邦貨換算で6千5百万円くらいで、最近の中途半端なハイブリッド搭載のスーパーカーに比べれば本格派で寧ろリーズナブル。ただやはりブランドが少し弱いかもしれない。

アウディ・ランボルギーニが4WDなど現代的なメカを積みながらムダに大型化してしまったことを考えると、もっとソリッドにプレーンに作ってくれればと思うが、このクルマの顧客はお金持ち。どうせ全開で走らないなら超ハイメカ・ハイスペック、外観も斬新かつ伝統のブランドを御所望だろう。だがアキュラNSXがこのカタチだったらもう少し売れたと思う。