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旅行・ツーリング
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今年のような夏に、思い出があっただけでも贅沢というものだ。去年予定してコロナの影響で休館を食わされてしまった某博物館に、今年改めて向かうところ。運転してもらったおかげで景色を眺められるのが嬉しい。

昨夜は雨音で目が覚めてしまうほどの雷雨だったが、今は雲は多いがいちおう晴れ。山の天気は変わりやすいというが、急に雨が降ることもあれば逆に急速に晴れることもある。幸いここまで降られることもなく路面はドライコンディション。平地の暑さも和らいで、高原の風は少し寒いとさえ思える。途中富士宮市街のマクドで朝食を取るが、国道139号を朝霧高原に登って来ると、何となくこの辺りで寄ってしまう休憩場所がココ。

ドライブインもちや向いのコンビニは、店頭に家一軒全焼にできるくらいの薪束が積み上げられ、キャンプの聖地を盛り上げてくれる。地元の人間にとっては遠足等でもお馴染みの古い観光地だが、ゆるキャン△の大ヒットで火が付いたキャンプブームの聖地でもある。昔は牛糞の匂いがしたりオ○ム真理教に荒らされた時期もあったが、今は汚いものは全て撤去されキレイになったので、県外の人にも胸を張って紹介できる観光名所。

表の看板が茶色いのは観光地ゆえ景観に配慮して夜間の彩度を落しているから。木炭の他に挿花も売っている。この辺りにはいわゆる墓苑や霊園も多い。霊峰富士の麓は行楽地であると共に伝統の霊場でもある。こういう立地のコンビニで、トイレだけの利用は御法度。必ず何か買っていく。

キャンプに限らずブームになると何かと問題になるのが初心者のマナー。これは我々のような昔から野宿などしている者も改めて心得なければならない。焚き火はガスコンロに比べ火力が強く、ガス欠の心配もない。ただ今は焚き火をする時には許可された場所で焚火台を使うのが常識。

ドライブインもちやは我々KROGのツーリングやミスターバイクのシンヤデイ、Zミーティングなどでもお馴染みの所だが、経営者が変わったらしく、二輪館がなくなってからは何となく疎遠になった。とはいえ、新東名のインターが国道139号と接続して、朝霧高原もずいぶん身近になった。

カーナビに任せておくと青木ヶ原をショートカットする開拓道路という道をガイドするが、本栖湖を案内したくて国道をそのまま行く。開拓道路は昔オ○ム信者が徘徊しているのを見ていて陰気な感じで好きではない。

朝霧高原から本栖湖畔に向って緩い下りになる。この一角は地形と地名の境界が複雑で、本栖湖の西側の一部は身延町になる。複雑な地形からなる湖沼の他に人造湖の湖畔の穴場キャンプ場も多いのはご承知の通り。

本栖湖から身延駅までは国道300号の急坂とヘアピンカーブを下って下部温泉を過ぎて尚先。カーナビでわかりにくい等高線を考慮しないと旅程がたいへん。身延から甲府は比較的道が良く中央道へのアクセスも良い。

国道139号から本栖湖に左折する交差点。帰りは本栖湖から国道300号を身延に下ってゆるキャン△の聖地巡礼を予定…だったが300号は前夜の豪雨で土砂崩れのため通行止め。本栖湖キャンプ場は普通に賑わっていた。

本栖湖から北側は地形の起伏が激しく橋梁が多い。朝霧高原は太古の山体崩壊でできた溶岩台地だが、富士五湖周辺は比較的新しい溶岩流や山腹の小噴火口。そのため耕作地や宅地にできず手付かずの原生林が残る。

青木ヶ原樹海は何かと都市伝説があるが「入ったら抜け出せない」というのは今どき非科学的。本栖湖・精進湖・西湖はもとは一つの湖で、地下水脈で繋がるため水位が常に同じで、大雨の後よく溢れて道が冠水する。

青木ヶ原は山中湖・河口湖方面のような観光地然とした喧騒がないのが良い。演習場が近いため自衛隊の車両ともよくすれ違う。昔この近くの湖畔で車中泊していたら朝になって陸自の野営に囲まれたことがあった。

鳴沢や富岳風穴の周りは、コロナ禍前の2年前くらいは外国人観光客のほうが多いくらいだった。欧米人はバックパッカーやワンダーフォーゲルが好きらしく、国道沿いでも延々歩く。過去にヒッチハイクされたこともあった。若い女性1人だったが、予備のヘルメットがなくお断りした(無念)。

青木ヶ原樹海を抜け河口湖町に入ると景色が開ける。山中湖寄りは富士急等のテーマパークや道の駅が乱立してしまうが、河口湖周辺はまだ多少静かで良い。その間の道はこの国道139号一本でいつも必ずここを通る。

河口湖周辺まで来るとイオンなどのショッピングモールやファミレスなどファーストフードも多数あるので手ブラで来てキャンプもできる。温泉や宿泊施設も民宿等ピンキリなので、行楽で来ても困ることは全くない。

河口湖近くの林の奥は、どことなく昔のままのような時間が止まったような景色が広がる。明らかに植林されたような木々の中に小振りなゴルフ場。その周りは別荘の分譲地。高級外車が停まっている景色が痛々しい。

目的地近くまで来てナビが狂い始めた。バブルの頃の別荘の跡のような所なので致し方ない。荒れた支道にシャレた名前が付いているのに閉鎖されていたりする。バブル期のリゾート開発とは、今に比べると雑で無計画なもの。我々もその時代を謳歌してきた世代だからよくわかる。そんな古い遺跡のような廃墟の中を彷徨いながら、昔話に華が咲いてしまった。

昨夜は雨音で目が覚めてしまうほどの雷雨だったが、今は雲は多いがいちおう晴れ。山の天気は変わりやすいというが、急に雨が降ることもあれば逆に急速に晴れることもある。幸いここまで降られることもなく路面はドライコンディション。平地の暑さも和らいで、高原の風は少し寒いとさえ思える。途中富士宮市街のマクドで朝食を取るが、国道139号を朝霧高原に登って来ると、何となくこの辺りで寄ってしまう休憩場所がココ。

ドライブインもちや向いのコンビニは、店頭に家一軒全焼にできるくらいの薪束が積み上げられ、キャンプの聖地を盛り上げてくれる。地元の人間にとっては遠足等でもお馴染みの古い観光地だが、ゆるキャン△の大ヒットで火が付いたキャンプブームの聖地でもある。昔は牛糞の匂いがしたりオ○ム真理教に荒らされた時期もあったが、今は汚いものは全て撤去されキレイになったので、県外の人にも胸を張って紹介できる観光名所。

表の看板が茶色いのは観光地ゆえ景観に配慮して夜間の彩度を落しているから。木炭の他に挿花も売っている。この辺りにはいわゆる墓苑や霊園も多い。霊峰富士の麓は行楽地であると共に伝統の霊場でもある。こういう立地のコンビニで、トイレだけの利用は御法度。必ず何か買っていく。

キャンプに限らずブームになると何かと問題になるのが初心者のマナー。これは我々のような昔から野宿などしている者も改めて心得なければならない。焚き火はガスコンロに比べ火力が強く、ガス欠の心配もない。ただ今は焚き火をする時には許可された場所で焚火台を使うのが常識。

ドライブインもちやは我々KROGのツーリングやミスターバイクのシンヤデイ、Zミーティングなどでもお馴染みの所だが、経営者が変わったらしく、二輪館がなくなってからは何となく疎遠になった。とはいえ、新東名のインターが国道139号と接続して、朝霧高原もずいぶん身近になった。

カーナビに任せておくと青木ヶ原をショートカットする開拓道路という道をガイドするが、本栖湖を案内したくて国道をそのまま行く。開拓道路は昔オ○ム信者が徘徊しているのを見ていて陰気な感じで好きではない。

朝霧高原から本栖湖畔に向って緩い下りになる。この一角は地形と地名の境界が複雑で、本栖湖の西側の一部は身延町になる。複雑な地形からなる湖沼の他に人造湖の湖畔の穴場キャンプ場も多いのはご承知の通り。

本栖湖から身延駅までは国道300号の急坂とヘアピンカーブを下って下部温泉を過ぎて尚先。カーナビでわかりにくい等高線を考慮しないと旅程がたいへん。身延から甲府は比較的道が良く中央道へのアクセスも良い。

国道139号から本栖湖に左折する交差点。帰りは本栖湖から国道300号を身延に下ってゆるキャン△の聖地巡礼を予定…だったが300号は前夜の豪雨で土砂崩れのため通行止め。本栖湖キャンプ場は普通に賑わっていた。

本栖湖から北側は地形の起伏が激しく橋梁が多い。朝霧高原は太古の山体崩壊でできた溶岩台地だが、富士五湖周辺は比較的新しい溶岩流や山腹の小噴火口。そのため耕作地や宅地にできず手付かずの原生林が残る。

青木ヶ原樹海は何かと都市伝説があるが「入ったら抜け出せない」というのは今どき非科学的。本栖湖・精進湖・西湖はもとは一つの湖で、地下水脈で繋がるため水位が常に同じで、大雨の後よく溢れて道が冠水する。

青木ヶ原は山中湖・河口湖方面のような観光地然とした喧騒がないのが良い。演習場が近いため自衛隊の車両ともよくすれ違う。昔この近くの湖畔で車中泊していたら朝になって陸自の野営に囲まれたことがあった。

鳴沢や富岳風穴の周りは、コロナ禍前の2年前くらいは外国人観光客のほうが多いくらいだった。欧米人はバックパッカーやワンダーフォーゲルが好きらしく、国道沿いでも延々歩く。過去にヒッチハイクされたこともあった。若い女性1人だったが、予備のヘルメットがなくお断りした(無念)。

青木ヶ原樹海を抜け河口湖町に入ると景色が開ける。山中湖寄りは富士急等のテーマパークや道の駅が乱立してしまうが、河口湖周辺はまだ多少静かで良い。その間の道はこの国道139号一本でいつも必ずここを通る。

河口湖周辺まで来るとイオンなどのショッピングモールやファミレスなどファーストフードも多数あるので手ブラで来てキャンプもできる。温泉や宿泊施設も民宿等ピンキリなので、行楽で来ても困ることは全くない。

河口湖近くの林の奥は、どことなく昔のままのような時間が止まったような景色が広がる。明らかに植林されたような木々の中に小振りなゴルフ場。その周りは別荘の分譲地。高級外車が停まっている景色が痛々しい。

目的地近くまで来てナビが狂い始めた。バブルの頃の別荘の跡のような所なので致し方ない。荒れた支道にシャレた名前が付いているのに閉鎖されていたりする。バブル期のリゾート開発とは、今に比べると雑で無計画なもの。我々もその時代を謳歌してきた世代だからよくわかる。そんな古い遺跡のような廃墟の中を彷徨いながら、昔話に華が咲いてしまった。