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イベント
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日の出埠頭といえば昔、土曜の夜になると何十台というクルマやバイクが集まるような所だった。その帰りにファミレスに寄って朝までダベるような時代が懐かしい。いくら郷愁に耽っても令和の世にそんなバカ騒ぎが許されるはずもない。だが静かになったベイエリアももんざら悪くない。

倉庫群の一角がフェリーターミナルになっていた。2階のホールはイベント会場になっている時もある。今日はワクチンの集団接種会場だが。その更に上の階は貸会議室等らしい。箱物だが周囲の目を気にせず騒げるし、ドリプラが近いので飲食も賄えそうだ。駅からは離れるがバス路線はあるし、駐車場や駐輪場も充分にある。フェリーターミナルの展示がなぜか博物館のような濃い内容なのでちょっと見て行く。夏休みの自由研究ていどなら一晩で終わるくらいの充実ぶり。これを見ないのはもったいない。

流行りのご当地キャラはともかく、地場産品の物産展でおわってしまいそうな空間に、子供が喜びそうな深海生物の標本や調査船の模型が惜しげもなく詰め込まれている。地震の話題に偏りがちな駿河湾だが、地形的にもまた海釣り等も含めた海洋生物学の面から見ても未開の部分が多い。

駿河湾は富山湾と並んで湾の幅に対して水深が深いいわゆる急深な海だ。この位置関係にはマントルプレートの境界という共通点がある。最深部は水深2500m。富山湾も同じく深く、埋没林や蜃気楼など名物も多数。

最近注目を集めている深海の熱水噴出孔(チムニー)の岩石。火山活動が活発な地域の深海底で数百度の熱水が噴出しているという。高温高圧で重金属を含む熱水の周辺では従来生物は住めないとされてきたが、独特な生態系を持つ生物が確認されている。地質学や資源学など学問分野が広い。

チムニー周りに生息する生物。熱水に含まれる化学物質を接種する化学合成細菌や、そのバイオフィルムを摂食するチューブワームなど複雑な生態系を持ち不明な事も多く、生物学上の分類も困難な全く新種だという。

興津埠頭に停泊している深部探査船「ちきゅう」は定期的に一般公開もしてくれる。有人潜水調査船「しんかい6500」は支援母船「よこすか」に搭載。その名の通り横須賀が母港。海洋調査は高度な装備が必要でこの分野でも我が国は世界有数のレベルにある。海は宇宙より遥かに身近で宇宙と同じくらい未知の空間。その未知の空間が目の前に広がっているロマン。

宣言下のため閑散としているが、料金割引等で利用客が増えているという駿河湾フェリー。一日に往復4便。所要時間片道1時間10分はより圧倒的に早い。料金は大人一名往復2030円、二輪車一台往復で1440円は高速道路を使うのと同じくらい。複数人で車を使うならお得か。車や二輪車がEV等に置き換わってくると貨客船の在り方も変わってくるのかもしれない。

倉庫群の一角がフェリーターミナルになっていた。2階のホールはイベント会場になっている時もある。今日はワクチンの集団接種会場だが。その更に上の階は貸会議室等らしい。箱物だが周囲の目を気にせず騒げるし、ドリプラが近いので飲食も賄えそうだ。駅からは離れるがバス路線はあるし、駐車場や駐輪場も充分にある。フェリーターミナルの展示がなぜか博物館のような濃い内容なのでちょっと見て行く。夏休みの自由研究ていどなら一晩で終わるくらいの充実ぶり。これを見ないのはもったいない。

流行りのご当地キャラはともかく、地場産品の物産展でおわってしまいそうな空間に、子供が喜びそうな深海生物の標本や調査船の模型が惜しげもなく詰め込まれている。地震の話題に偏りがちな駿河湾だが、地形的にもまた海釣り等も含めた海洋生物学の面から見ても未開の部分が多い。

駿河湾は富山湾と並んで湾の幅に対して水深が深いいわゆる急深な海だ。この位置関係にはマントルプレートの境界という共通点がある。最深部は水深2500m。富山湾も同じく深く、埋没林や蜃気楼など名物も多数。

最近注目を集めている深海の熱水噴出孔(チムニー)の岩石。火山活動が活発な地域の深海底で数百度の熱水が噴出しているという。高温高圧で重金属を含む熱水の周辺では従来生物は住めないとされてきたが、独特な生態系を持つ生物が確認されている。地質学や資源学など学問分野が広い。

チムニー周りに生息する生物。熱水に含まれる化学物質を接種する化学合成細菌や、そのバイオフィルムを摂食するチューブワームなど複雑な生態系を持ち不明な事も多く、生物学上の分類も困難な全く新種だという。

興津埠頭に停泊している深部探査船「ちきゅう」は定期的に一般公開もしてくれる。有人潜水調査船「しんかい6500」は支援母船「よこすか」に搭載。その名の通り横須賀が母港。海洋調査は高度な装備が必要でこの分野でも我が国は世界有数のレベルにある。海は宇宙より遥かに身近で宇宙と同じくらい未知の空間。その未知の空間が目の前に広がっているロマン。

宣言下のため閑散としているが、料金割引等で利用客が増えているという駿河湾フェリー。一日に往復4便。所要時間片道1時間10分はより圧倒的に早い。料金は大人一名往復2030円、二輪車一台往復で1440円は高速道路を使うのと同じくらい。複数人で車を使うならお得か。車や二輪車がEV等に置き換わってくると貨客船の在り方も変わってくるのかもしれない。