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オートバイ
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イタリアンバイクはエンジンの造形まで美しい。そんなことを考えながらムルティストラーダのサイドを覗き込んでいると、従来のドゥカティのいわゆるL型ツインとは何か雰囲気が違う。この新型ムルティストラーダは伝統のL型2気筒エンジンではなく、パニガーレやストリートファイターV4と同じ、V型4気筒の「V4グランツーリスモ」エンジンを搭載していた。

V4グランツーリスモ・エンジンは90度V型4気筒、排気量1158㏄から最高出力170ps/10,500rpm、最大トルク12.7kgm/8,750rpm。実際の公道で243kgもある車体でフルパワーを使い切れるはずもないが、カタログスペックには夢がある。使いきれないパワーは要らないという(ホンダが言いそうな)一見現実的だが妙に醒めた言い草に駆り立てられるものはない。

事実この新型グランツーリスモ・エンジンは、これまでのムルティストラーダに搭載されていたテスタストレッタ2気筒エンジンより1.2kg軽量。幅が若干広がったが、全高・前後長とも85㎜~95㎜小型化。これが工業製品の正常進化だ。新型が出る度に当り前のように大きく重くなっていく日本車とは正反対。しかも耐久性や燃費性能まで向上しているという。知ると知らずとに関わらず、こうしたデータは乗る側にとって安心要素となる。それでいて外連味のない合理的なデザイン。本物の機能美が美しい。

ムルティストラーダはアドベンチャーツアラーよりやや公道寄りな雰囲気がある。オフロードを走行できる機能を省き、一般道での信頼性や安全性に振って安心感を高める。長距離を走る時この安心感は何ものにも代えがたい。不安なメカで遠距離走るなんて身体に悪い。まして北極圏から亜熱帯まである欧州や、気象だけでなく治安にも不安のある北米なら尚更だ。無事これ名馬。安全に速い機械はモチベーションを駆り立てられる。

V4グランツーリスモ・エンジンは90度V型4気筒、排気量1158㏄から最高出力170ps/10,500rpm、最大トルク12.7kgm/8,750rpm。実際の公道で243kgもある車体でフルパワーを使い切れるはずもないが、カタログスペックには夢がある。使いきれないパワーは要らないという(ホンダが言いそうな)一見現実的だが妙に醒めた言い草に駆り立てられるものはない。

事実この新型グランツーリスモ・エンジンは、これまでのムルティストラーダに搭載されていたテスタストレッタ2気筒エンジンより1.2kg軽量。幅が若干広がったが、全高・前後長とも85㎜~95㎜小型化。これが工業製品の正常進化だ。新型が出る度に当り前のように大きく重くなっていく日本車とは正反対。しかも耐久性や燃費性能まで向上しているという。知ると知らずとに関わらず、こうしたデータは乗る側にとって安心要素となる。それでいて外連味のない合理的なデザイン。本物の機能美が美しい。

ムルティストラーダはアドベンチャーツアラーよりやや公道寄りな雰囲気がある。オフロードを走行できる機能を省き、一般道での信頼性や安全性に振って安心感を高める。長距離を走る時この安心感は何ものにも代えがたい。不安なメカで遠距離走るなんて身体に悪い。まして北極圏から亜熱帯まである欧州や、気象だけでなく治安にも不安のある北米なら尚更だ。無事これ名馬。安全に速い機械はモチベーションを駆り立てられる。
テーマ:Ducati MultiStrada! - ジャンル:車・バイク