Category :
ミリタリー
tag :
tag :
F-15は、世界で1000機以上が40年にもわたって運用され、イスラエルや湾岸戦争で実戦も経験しているが、事故以外の被撃墜(撃墜された)記録は今だに1機もない現役で世界最強の戦闘機だ。ただ唯一、訓練中に僚機の誤射で撃墜された事案が我が国に1件だけあり、その残骸がここにある。

キャノピーの形などからF-15Jとわかる。機首のレーダーや火器管制装置、コックピットのHUD(ヘッド・アップ・ディスプレイ)などは当然取り外されている。この機はもともと小松基地所属の第303飛行隊のF-15Jで、1995年(平成7年)11月22日、 石川県輪島市、舳倉島沖の訓練空域で。空中戦闘機動(ACM)訓練中に、誤ってセイフティーを解除した僚機から発射されたAIM-9Lサイドワインダーが被弾。機体は海没したがパイロットは脱出して無事だったのは何よりだ。同機と僚機の2機はスクランブル待機の予備機だったため、実弾を搭載したまま訓練に入ったらしい。こんな所に置いたら中国人や韓国人に盗まれないか心配になるが、そんな要因もあって民間放出が厳格化され、今後は出てくる可能性が極めて低い貴重な逸品。

プラット・アンド・ホイットニーF100ターボファンエンジンを石川島播磨がライセンス生産したF100-IHI-220Eエンジン。空自が使う戦闘機用ターボファンエンジンはこれ一種類しかない。ジェットエンジンは運転中 高温に晒されるため主要部分はチタニウム合金製。ミサイルで破壊され3カ月も海中に沈んでいたものだが、キズも腐食も見られない。F-15は双発のため同じものが2基あるが、どちらも可変ノズルやアフターバーナーがない。赤外線誘導のAIM-9Lが命中して、吹き飛んでしまったのかもしれない。

ライセンス生産には高い技術力や機密保持のための信用、メンテナンスのための高度な現場スキルが要求される。F-15の輸出先(日本、イスラエル、サウジアラビア、韓国)でライセンス生産が許されたのは日本だけだ。これは同じ戦闘機を保有しながら運用面で協力が難しい韓国との外交上の火種になっている。無論それは韓国の技術力と信用が、世界的に見ても極端に低いためだ。対する我が国は米国と並んで稼働率世界トップにある。

キャノピーの形などからF-15Jとわかる。機首のレーダーや火器管制装置、コックピットのHUD(ヘッド・アップ・ディスプレイ)などは当然取り外されている。この機はもともと小松基地所属の第303飛行隊のF-15Jで、1995年(平成7年)11月22日、 石川県輪島市、舳倉島沖の訓練空域で。空中戦闘機動(ACM)訓練中に、誤ってセイフティーを解除した僚機から発射されたAIM-9Lサイドワインダーが被弾。機体は海没したがパイロットは脱出して無事だったのは何よりだ。同機と僚機の2機はスクランブル待機の予備機だったため、実弾を搭載したまま訓練に入ったらしい。こんな所に置いたら中国人や韓国人に盗まれないか心配になるが、そんな要因もあって民間放出が厳格化され、今後は出てくる可能性が極めて低い貴重な逸品。

プラット・アンド・ホイットニーF100ターボファンエンジンを石川島播磨がライセンス生産したF100-IHI-220Eエンジン。空自が使う戦闘機用ターボファンエンジンはこれ一種類しかない。ジェットエンジンは運転中 高温に晒されるため主要部分はチタニウム合金製。ミサイルで破壊され3カ月も海中に沈んでいたものだが、キズも腐食も見られない。F-15は双発のため同じものが2基あるが、どちらも可変ノズルやアフターバーナーがない。赤外線誘導のAIM-9Lが命中して、吹き飛んでしまったのかもしれない。

ライセンス生産には高い技術力や機密保持のための信用、メンテナンスのための高度な現場スキルが要求される。F-15の輸出先(日本、イスラエル、サウジアラビア、韓国)でライセンス生産が許されたのは日本だけだ。これは同じ戦闘機を保有しながら運用面で協力が難しい韓国との外交上の火種になっている。無論それは韓国の技術力と信用が、世界的に見ても極端に低いためだ。対する我が国は米国と並んで稼働率世界トップにある。