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アニメ・特撮・映画
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静岡では地上波放送がなかったので理解しにくいが、局が違う番組の映画版を放送するのは異例の事。だがテレビ放送がなかったからこそ、総集編に当る「特別編集版」は見る価値がある。この「特別編集版」と「外伝-永遠と自動手記人形-」の二週連続。去年公開の「劇場版」の前作となる。

「特別編集版」は序章にあたる地上波1話~3話、7話、9話、神回と評価の高い10話を中心に再構成されている。ヴァイオレット・エヴァーガーデンはストーリー上、「依頼主」によっていくつかのエピソードに分かれて完結するので、編集しても違和感はないと思う。「劇場版」は神回10話の続編になっているので、地上波を見ていなくても特別編集版をみれば、完結編ともいうべき「劇場版」がわかる。テレビ版のオチを映画に持ち越すという手法は最近多いが、この作品自体、当初から劇場版だけでなく、編集版もある程度想定されていたのではないかと思う。劇場版の主要登場人物である「デイジー・マグノリア」(アンの孫・CVは同じ諸星すみれさん)はオリキャラで、時間の過ぎた所から物語全体を俯瞰して見せてくれる。
自分が見に行った映画を、人に進めたくなるのは人情だが、この作品は感動云々は既に語られた事として、童話のようにわかりやすいことが美点。物語の趣旨として、気持ちを「伝える」ことを大事にするから、凝った設定や超転回はなく、登場人物の気持ちの変化や転回を、シンプルに味わうことができる。当然、印象派の絵画のような美しい背景や人物だけでも見る価値は十二分。人に薦める柄ではないが、これは皆に見てほしい。

「特別編集版」は序章にあたる地上波1話~3話、7話、9話、神回と評価の高い10話を中心に再構成されている。ヴァイオレット・エヴァーガーデンはストーリー上、「依頼主」によっていくつかのエピソードに分かれて完結するので、編集しても違和感はないと思う。「劇場版」は神回10話の続編になっているので、地上波を見ていなくても特別編集版をみれば、完結編ともいうべき「劇場版」がわかる。テレビ版のオチを映画に持ち越すという手法は最近多いが、この作品自体、当初から劇場版だけでなく、編集版もある程度想定されていたのではないかと思う。劇場版の主要登場人物である「デイジー・マグノリア」(アンの孫・CVは同じ諸星すみれさん)はオリキャラで、時間の過ぎた所から物語全体を俯瞰して見せてくれる。
自分が見に行った映画を、人に進めたくなるのは人情だが、この作品は感動云々は既に語られた事として、童話のようにわかりやすいことが美点。物語の趣旨として、気持ちを「伝える」ことを大事にするから、凝った設定や超転回はなく、登場人物の気持ちの変化や転回を、シンプルに味わうことができる。当然、印象派の絵画のような美しい背景や人物だけでも見る価値は十二分。人に薦める柄ではないが、これは皆に見てほしい。
テーマ:ヴァイオレット・エヴァーガーデン - ジャンル:アニメ・コミック