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火薬御飯

Category :  オートバイ
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レストアをやっているとよくあるのが、計画や構想ばかり先走って部品やアフターパーツを先に購入してしまうこと。買い込むのは簡単だが、修理の手は一向に動いてくれない。そのうち物置がパーツや部品取り車でいっぱいになって、何をドコに仕舞ったか、何を買ったかさえ忘れてしまう。
あくまで自分が乗るモノなので必要最小限で良いが、万が一失敗した時、できるだけ(金銭的に)回収できるように段取りを考えながら進めていく。
HONDAフリーウェイ250(スペーシー)MF03E燃料タンク錆SPACY 250 FREEWAYスペイシー250フリーウェイ
実動車とはいえ本当は先に確認しなければいけなかった燃料タンク。輸送業者から引き取ってブレーキを握った途端にフロントが固まって押し歩きができなくなった。その対策が先になってしまい順番が逆になる。燃料タンク内は多少の錆やあるが、年式的にはかなりキレイな部類だと言える。
スクーターの燃料タンクはインナーだから基本的に頑丈で中古も安いが、機種によっては構造的に湿気を貯めやすく錆びやすいモノや、交換が面倒なものもある。錆が回りやすい車種は中古の在庫が少なく相場も高めだ。
前述の通りわざわざ分解してタンクを外すのも面倒なので、このまま古いガソリンを汲み出す。一度汲み出してその後ガソリンに微量の2ストオイルを混ぜた混合ガスを足して再度汲み出す。汲み出したガソリンは原付ギアCに入れて使う(笑)。ガソリンの劣化は臭いで判断するが充分使える範囲。
HONDAフリーウェイ250(スペーシー)MF03フロントカウス磨き出しコンパウンド花咲かGワックスクリーナーポリッシャーワックスSPACY 250 FREEWAYスペイシー250フリーウェイ
作業の合間に外装を磨く。80年代のバイクやクルマはまだ塗膜が比較的厚いので白く焼けた表面は極細(#1000~)の耐水ペーパーやコンパウンドで一皮剥いてしまう。塗膜の薄い現行車や海外製でこんなことはできない。
白いシミが見えなくなったら「花咲かGマルチクリーナー」や「アーマオール」など保護剤に変えて磨く。場所によってこの作業を何度か繰り返す。
塗色はメーカー名で「キャンディーラズベリーレッド」というらしい。私的には「マルーン」か「パープル」だと思っていたが、80年代から90年代に四輪のスポーツセダンなどで流行ったメタル系中間色が当時物っぽい。
ただ補修用の純正色はメーカーも汎用品も販売されておらず、板金屋に調色を頼むのも面倒なのでタッチアップのような補修作業は考えていない。
外装表面の程度はけして良くないが低年式車は機械的に摩滅や消耗が少ない方が良い。外装の劣化だけなら塗り直しても中古で交換しても良い。だが原付ならともかく、4サイクル250㏄単気筒のメカをやり直すのは時間も金も掛かる。今回、機械的に劣化の少ない個体を探したのはそのためだ。
HONDAフリーウェイ250(スペーシー)MF03スピードメーターアッセン走行距離8,105㎞オドメーター積算計SPACY 250 FREEWAYスペイシー250フリーウェイ
走行距離8,105㎞は年式を考えれば奇跡に近い上物。これがデッドストックのように全く動いていない個体では逆に怖い。年式は不明だがライトスイッチが無いことから94年以降の最後期型だと思う。90年代に都内のバイク便などでずいぶん重用されたということなのでオリジナルの耐久性はそれなりに高いという。実はカスタムパーツなども多く意外とツブシも利く。

テーマ:ホンダ【Freeway】フリーウェイ - ジャンル:車・バイク

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