Category :
オートバイ
tag :
tag :
このバイクは20年以上前(1986年式)の車両にも関わらず、走行距離はわずかに3,800km。 「走行少ない!」と言いたいところだが 逆に稼動していた期間が短く、保管(放置)されていた時間が長かったということになる。機械は動かさなければ錆びるし、樹脂類(プラスチック・ゴム)や油脂類は時間が経てば劣化する。案の定、キャブ内は油脂類が凝固。スロットルバルブは腐食で完全に固着していた。

それにしても、四連ダウンドラフトはめんどくさい。まずネジ一本一本が緩める度に「パキッ」という音がする。感触を探りながら回さないと 簡単に舐めてしまう腐食と固着の酷い厄介な子ネジばかり。スロットルバルブも全く動かない状態。 ケミカルを流し込むのは当然として、少々熱を加える。相手は”油”なので 温度が下がれば固まる。上がれば多少柔らかくなる。スチーム洗浄器のようなものがあれば外側もキレイになるだろう。
以前レストアしまくったホンダの昔のスクーターはスロー・ジェットがキャブレターボディと一体になっていて外す事ができず、アタマにきてキャブレターを鍋で煮てしまったことがあった。こうすると、スロー系等に詰った油分も柔らかくなって抜けた。だが さすがに四連ではデカ過ぎる。熱湯を張った器の上に暫く置いて暖めてから作業する。焦るとロクなことがないのは いつもと同じ。
ジェット類は ほぼ外れたが、やはりというべきかフロートバルブが2つほど使い物にならなくなっていた。さらにフロート室中央にあるスロート部分は 内部がクランク状に曲がった構造なっているため、詰ったまま抜けない。無論、メンテ用の針も通らない。
ここで荒技。キャブを一旦脱脂して、スロート部分をバーナーで焙る。当然これはかなり危険な方法。揮発性、可燃性のある溶剤ばかりの状態では爆発の危険もあるので、マネをされても あとは知りません。スロート先端部分だけ 慎重に。でないと燃料系のプラ部分が溶けてしまうこともある。少しするとスロートの穴から黒い泡が出て…貫通。あとはエアとクリーナーを吹けば、徐々に抜けが多くなってきた。
最近やっていなかったが、まあ、今回もなんとか成功。

それにしても、四連ダウンドラフトはめんどくさい。まずネジ一本一本が緩める度に「パキッ」という音がする。感触を探りながら回さないと 簡単に舐めてしまう腐食と固着の酷い厄介な子ネジばかり。スロットルバルブも全く動かない状態。 ケミカルを流し込むのは当然として、少々熱を加える。相手は”油”なので 温度が下がれば固まる。上がれば多少柔らかくなる。スチーム洗浄器のようなものがあれば外側もキレイになるだろう。
以前レストアしまくったホンダの昔のスクーターはスロー・ジェットがキャブレターボディと一体になっていて外す事ができず、アタマにきてキャブレターを鍋で煮てしまったことがあった。こうすると、スロー系等に詰った油分も柔らかくなって抜けた。だが さすがに四連ではデカ過ぎる。熱湯を張った器の上に暫く置いて暖めてから作業する。焦るとロクなことがないのは いつもと同じ。
ジェット類は ほぼ外れたが、やはりというべきかフロートバルブが2つほど使い物にならなくなっていた。さらにフロート室中央にあるスロート部分は 内部がクランク状に曲がった構造なっているため、詰ったまま抜けない。無論、メンテ用の針も通らない。
ここで荒技。キャブを一旦脱脂して、スロート部分をバーナーで焙る。当然これはかなり危険な方法。揮発性、可燃性のある溶剤ばかりの状態では爆発の危険もあるので、マネをされても あとは知りません。スロート先端部分だけ 慎重に。でないと燃料系のプラ部分が溶けてしまうこともある。少しするとスロートの穴から黒い泡が出て…貫通。あとはエアとクリーナーを吹けば、徐々に抜けが多くなってきた。
最近やっていなかったが、まあ、今回もなんとか成功。