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火薬御飯

Category :  書籍・音楽
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今年中に読み終わりたいと思っていた小説「新・人間革命」の第七巻最終章に「三八豪雪」のお話が出てくる。それまでの海外から舞台が一気に国内に移ったためか情景が妙にビビッドでまた時節柄強烈に印象に残った。
小説「新・人間革命」第7巻 文化の華・萌芽・早春・操舵
「三八豪雪」は1962年(昭和37年)12月末から1963年(昭和38年)2月初めまで北陸地方を襲った豪雪災害で北陸だけでなく九州や四国にまで大雪が降ったという。小説では昭和38年1月上野から新潟に向かった団体列車が新潟長岡間の宮内駅で豪雪のため止まってしまうところから始まる。
昭和38年は東京オリンピック前年で新幹線も高速道路もない。東北本線から信越線に抜けるルートでまだ機関車だったかもしれない。上野を前日午後8時に出発して翌日朝新潟に到着する昼夜走る昔の列車に鉄ヲタ的ロマンを感じてしまったが恐らく現実はもっと厳しい。乗り心地も悪かっただろうし暖房も無いに等しかったはずだ。新潟県内に入って雪のため度々停車する列車は宮内駅でとうとう止まってしまう。列車に缶詰めにされた乗客に地元の人達が炊き出しを届ける場面には美談以上に自分まで極寒の寒さを感じてしまった。むしろ日本海側まで鉄道があったことに驚愕する。
細かな感想はまた別頁とするが昭和は時代の流れが速い。その時々の時代背景が描写された時代小説はやっぱり良い。古き良い時代もあろうし現代が恵まれた所もある。設定が曖昧なラノベではなく時代考証がシッカリした小説には憧れる。純文学のような明治や戦前ではイメージのキッカケが身近にない。戦後なら遺物や古老の昔話がヒントになる。昭和は瑠々書かれてきたが最近アニメでも舞台になる平成が描けたら良いなと思う。

テーマ:感想 - ジャンル:小説・文学

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