火薬御飯

中国海軍の執拗で姑息な挑発や威嚇は、結果として我が国の防衛戦略を明確化させてくれた。離島防衛という構想は、これまで漠然とした観念の域を出なかったが、歴史上ともすれば捨石や防波堤とされてきた島々に従来より短時間に広範囲に積極的に転回し領土だけでなく海洋資源や生活圏をも保証する新戦略である。

機動戦闘車は同族のストライカー装甲車より一回り大きく重量も重い。元々ストライカーが空輸による緊急展開を想定しているのに対し、機動戦闘車は領土内での船舶輸送が主流になるから 多少余裕がある。自衛隊の輸送艦だけでなく、装輪式なので民間からチャーターしたカーフェリーや貨物船でも輸送が可能だ。

仮想敵は海岸線から揚陸する前衛部隊の水陸両用戦車や偵察部隊･兵站等になる。主砲ロイヤルオードナンス/L7１０５mm戦車砲は７４式戦車を含む戦後 第二世代以降の主兵装で 運用柔軟性に富む。火力は現行主力戦車と同等で 更なる発展性も高い。各部の装甲もモジュラー化されている模様。

重装甲車の元祖は旧ドイツ軍Sd Kfz 231(8-Rad)系だが、その直系でもあるルクスは高コストに悩む結末となった。米陸軍現行のストライカーは専属の大隊を編成し比較的低コストで戦略運用が可能。陸自の装甲戦闘車もこのストライカーに近いコンセプトに基づき日本侵略を企む中国韓国を牽制する。

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