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2019年。今年は改元や陛下の退位など歴史的出来事があって基地祭関係のイベントの日程変更が相次いだ。個人的にはただでさえ忙しい五月。予定を微調整しながら今年も何とかこの日に辿り着いた。天候は朝方は快晴だが後にわか雨。
静浜基地は国内二ヶ所だけの初等練習基地。もう一ヶ所は山口県防府北基地だが それを含めても滑走路のある空自基地としては静浜は最も小さな基地だという。因みに滑走路のない基地を含めると最も小さな空自基地はレーダーサイトの御前崎分屯基地となりありがたいことに県内に空自基地も集中しているのがわかる。初等練習の基地とあってジェット機の轟音がするわけでもなく時々遠く響くプロペラ機やヘリコプターの乾いた音は 古びた兵舎と相まって長閑にさえ感じる。
去年まさかのローパス一回だったF-4ファントムⅡはRF-4EJとF-4EJ改が早朝からアフターバーナー全開の派手な機動飛行。しかも2機が交互に上空に入るワゴンホイール戦法。百里基地のRF-4EJは先般の十勝沖地震でも初期の被害確認に飛び立った高精度カメラを搭載した偵察型。偵察衛星やレーダーが発達しても夜間に雲下を低空で飛行しリアルタイムの情報を持ち帰る偵察機の情報は貴重。
正門付近に展示されているのが前型のT-3でコチラが現役のT-7。よく似ているがエンジンがレシプロからガスタービンと同じ構造のターボプロップに換装され機首のインテーク等が微妙に違う。ガスタービンのおかげで地上運転時(レシプロの暖機運転)の騒音も静かで注意していないと離着陸のタイミングさえ外してしまう。
展示飛行の合間に航空救難団のCH-47J(LR)に乗り込む。災害の多い我が国ではこうした救難ヘリが多数運用されているので もしものために乗っておいたほうが良い。双発のCH-47J(LR)の定員は30~40名とマイクロバスほどだがベトナム戦争時には緊急で約150名を詰め込んで脱出を決行したこともある堅牢な機体。
今年はブルーインパルスが下田の黒船祭りに行ってしまったためか他の展示飛行がやたらとサービス満天。アフターバーナー断続の旋回飛行を繰り返し着陸かと思われるほど低速でギアダウンとエアブレーキ展開。プラモデルの見本のような形体のF-15J。この後ハイレートクライムから急上昇して雲の中の点になった。
ファントムちゃんやイーグルちゃんに会えて舞い上がっているだけの非国民ではない。静浜に来たら此処に参るべし。数年前から慰霊祭も行われなくなった芙蓉部隊の慰霊碑。因みに私が慰霊碑後方に鎮座する彗星のエンジン「アツタ」を接写していたら反対側で衆議院議員(ヒゲの隊長)佐藤正久殿が覗き込んでいた。
芙蓉部隊資料館内でご存命の方から芙蓉部隊前線基地の岩川基地の説明を受けている。静浜はその訓練基地だった。岩川は鹿屋の分屯基地に当り昼間は周到に艤装され米軍偵察機が飛来しても高射撃が禁止されていた等。些細な事が歴史書よりも生々しい。隣室は司令美濃部正少佐に関するビデオ上映中で満席。
その間にT-7練習機も複数機で四六時中飛び回ってくれる。時々空が曇ったが断雲が直射日光を遮ってくれることもあり気温も上がらず空撮はかえってやりやすかった。展示飛行の合間には格納庫の装備品や展示機を眺めたり芙蓉部隊の資料館を延々見て回ったりタイムスリップしたような空間に終日悦に入っていた。
静浜基地は国内二ヶ所だけの初等練習基地。もう一ヶ所は山口県防府北基地だが それを含めても滑走路のある空自基地としては静浜は最も小さな基地だという。因みに滑走路のない基地を含めると最も小さな空自基地はレーダーサイトの御前崎分屯基地となりありがたいことに県内に空自基地も集中しているのがわかる。初等練習の基地とあってジェット機の轟音がするわけでもなく時々遠く響くプロペラ機やヘリコプターの乾いた音は 古びた兵舎と相まって長閑にさえ感じる。
去年まさかのローパス一回だったF-4ファントムⅡはRF-4EJとF-4EJ改が早朝からアフターバーナー全開の派手な機動飛行。しかも2機が交互に上空に入るワゴンホイール戦法。百里基地のRF-4EJは先般の十勝沖地震でも初期の被害確認に飛び立った高精度カメラを搭載した偵察型。偵察衛星やレーダーが発達しても夜間に雲下を低空で飛行しリアルタイムの情報を持ち帰る偵察機の情報は貴重。
正門付近に展示されているのが前型のT-3でコチラが現役のT-7。よく似ているがエンジンがレシプロからガスタービンと同じ構造のターボプロップに換装され機首のインテーク等が微妙に違う。ガスタービンのおかげで地上運転時(レシプロの暖機運転)の騒音も静かで注意していないと離着陸のタイミングさえ外してしまう。
展示飛行の合間に航空救難団のCH-47J(LR)に乗り込む。災害の多い我が国ではこうした救難ヘリが多数運用されているので もしものために乗っておいたほうが良い。双発のCH-47J(LR)の定員は30~40名とマイクロバスほどだがベトナム戦争時には緊急で約150名を詰め込んで脱出を決行したこともある堅牢な機体。
今年はブルーインパルスが下田の黒船祭りに行ってしまったためか他の展示飛行がやたらとサービス満天。アフターバーナー断続の旋回飛行を繰り返し着陸かと思われるほど低速でギアダウンとエアブレーキ展開。プラモデルの見本のような形体のF-15J。この後ハイレートクライムから急上昇して雲の中の点になった。
ファントムちゃんやイーグルちゃんに会えて舞い上がっているだけの非国民ではない。静浜に来たら此処に参るべし。数年前から慰霊祭も行われなくなった芙蓉部隊の慰霊碑。因みに私が慰霊碑後方に鎮座する彗星のエンジン「アツタ」を接写していたら反対側で衆議院議員(ヒゲの隊長)佐藤正久殿が覗き込んでいた。
芙蓉部隊資料館内でご存命の方から芙蓉部隊前線基地の岩川基地の説明を受けている。静浜はその訓練基地だった。岩川は鹿屋の分屯基地に当り昼間は周到に艤装され米軍偵察機が飛来しても高射撃が禁止されていた等。些細な事が歴史書よりも生々しい。隣室は司令美濃部正少佐に関するビデオ上映中で満席。
その間にT-7練習機も複数機で四六時中飛び回ってくれる。時々空が曇ったが断雲が直射日光を遮ってくれることもあり気温も上がらず空撮はかえってやりやすかった。展示飛行の合間には格納庫の装備品や展示機を眺めたり芙蓉部隊の資料館を延々見て回ったりタイムスリップしたような空間に終日悦に入っていた。
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“ Sie Kommen!” Ⅳ号H型がホビーショーに来てくれた!訳知りとしてはちょっと信じられないサプライズ。ご尽力のプラッツ様やカマド様他協賛の各社様ありがとうございます!実物は今回初の対面。実物大ガンダムの時のような感動に咽ぶ。
まずこのカラー大好き。プラモにハマっていた中学生の頃好きだったアース系の単色。ハンブロールのアースに近い発色。スミ入れしないと飛んでしまうダークイエローより粗が隠せて塗り易かった。ただ申し訳ないことにⅣ号H型は一度も完成させてことがない。さほど器用でもなかったのでプラモ仲間に差を付けたくてアルケット社のⅣ号駆逐戦車とか派生型の改造ベースに消費してしまった。実車もそうだったが細かな部品まで残っても使いまわしの利くモデル。ガルパンではD型をベースに主砲を強化すると同時にF2型の変化し 改造キットを組んでH型になったり昔のタミヤやイタレリのプラモを沿っていくように変遷していく様子が楽しかった。
アニメキャラのフィギュアはもはや定番。ガルパンは1/35スケールでもフィギュアを出してくれたのは画期的な出来事。ミリタリーでもヴィネットのようなフィギュアのみでより作り込まれたジオラマもあるので新しいジャンルを開拓してくれたと思う。このフィギュア道はメカ娘の老舗コトブキヤ製。ミリタリー色が強い静岡ホビーショーとキャラクターが主力のワンフェス系との接点が構築された意義は大きい。
アニメがあってメジャーになった戦車だが自分の中にはそれ以前のプラモデルの説明書きにあったノルマンディーやグスタフラインの情景が被る。このⅣ号は実在した歴史とアニメの主力メカという二つのレジェンドを持っているのは見ていて妙な気分だ。プラモデルを作る時は そんな実車や(架空の産物でも)その活躍する姿や背景などを歴史の本を読むように夢想しながら作る。形だけ再現された部品が動く様やありもしないエンジン音まで想像する。それがまた楽しい。フォルムが美しいだけでは寧ろ空虚。動く様子までイメージできてスケールモデルは成立する。
まずこのカラー大好き。プラモにハマっていた中学生の頃好きだったアース系の単色。ハンブロールのアースに近い発色。スミ入れしないと飛んでしまうダークイエローより粗が隠せて塗り易かった。ただ申し訳ないことにⅣ号H型は一度も完成させてことがない。さほど器用でもなかったのでプラモ仲間に差を付けたくてアルケット社のⅣ号駆逐戦車とか派生型の改造ベースに消費してしまった。実車もそうだったが細かな部品まで残っても使いまわしの利くモデル。ガルパンではD型をベースに主砲を強化すると同時にF2型の変化し 改造キットを組んでH型になったり昔のタミヤやイタレリのプラモを沿っていくように変遷していく様子が楽しかった。
アニメキャラのフィギュアはもはや定番。ガルパンは1/35スケールでもフィギュアを出してくれたのは画期的な出来事。ミリタリーでもヴィネットのようなフィギュアのみでより作り込まれたジオラマもあるので新しいジャンルを開拓してくれたと思う。このフィギュア道はメカ娘の老舗コトブキヤ製。ミリタリー色が強い静岡ホビーショーとキャラクターが主力のワンフェス系との接点が構築された意義は大きい。
アニメがあってメジャーになった戦車だが自分の中にはそれ以前のプラモデルの説明書きにあったノルマンディーやグスタフラインの情景が被る。このⅣ号は実在した歴史とアニメの主力メカという二つのレジェンドを持っているのは見ていて妙な気分だ。プラモデルを作る時は そんな実車や(架空の産物でも)その活躍する姿や背景などを歴史の本を読むように夢想しながら作る。形だけ再現された部品が動く様やありもしないエンジン音まで想像する。それがまた楽しい。フォルムが美しいだけでは寧ろ空虚。動く様子までイメージできてスケールモデルは成立する。
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なんか平成一桁の頃から来ていた気がする。GW10連休ともなると各自に休みが散って 合わせるのに苦労した。2019年度KROG軽井沢ツーリングは一泊目が軽井沢、二泊目に原村という豪華版。私は宿泊はしないがその途中区間で少し同行させてもらう。途中メンバーのT氏を拾って道の駅「こぶちざわ」で本隊と合流。
本隊は軽井沢を出発し国道17号から141号を南下。野辺山高原のJAXA「臼田宇宙空間観測所」や映画「君の名は。」の聖地 松原湖などを観光しながら山麓を越える。道の駅「こぶちざわ」には合流のため寄ってもらったワケだが 私とT氏は晴れの道中だったのに対し 本隊は八ヶ岳東側で雷雨に遭遇したらしい。
幸い渋滞は予想ほどではなくお互いほぼ時間通りに合流できた。長野県内や県境を跨ぐ国道は迂回路がなく路肩も狭いためすり抜けも難しい所が多い。連休が長いため分散したとはいえ道路情報も曖昧。そのためでもないがこの日は皆250~150ccクラスで参加。旅を楽しむならこのくらいの排気量が気軽で宜しい。このあと御一行の二泊目の宿泊場所ペンション「ドン・キ・ホーテ」までいっしょに走る。
ここで諏訪南から同行してくれたPCX150のT氏とエリミネイター250VのKANERU-S氏が本隊と別れ撤収開始。T氏は東京方面、KANERU-S氏は名古屋に帰る。Uターンラッシュも心配なのであまり遅くならないのも得策。これも旅慣れているからできる判断。T氏のPCX150は通勤用にも使う。かなり万能なマシン。
ペンションビレッジ周辺には買出しができるコンビニが皆無ということで二次会用の酒とお茶菓子を買って行く。これもグーグルマップやナビのおかげで下見できる。ただ旅慣れていない人はスマホを眺めて全て把握した気になる者も多い。距離や施設はわかっても道路状況や温度や風は行ってみるまでわからない。だから突発に対応しきれないと疲労困憊でメンタルまで崩壊する。そんな初心者を大勢見てきた。全員が手練れだから現地集合や離合集散が初めて安全にできる。
原村といえば軽井沢と同じく別荘地という印象。敷居が高い印象だったがこのペンション「ドン・キ・ホーテ」は山小屋風の手作り感溢れる山荘で見ているだけで楽しい。こういうアミューズメントをやたらとキャッチしてしまう人材が多いのもウチのチームの長所。例によって私はしげしげと眺め回し写真に収めて帰路に着く。
本隊は軽井沢を出発し国道17号から141号を南下。野辺山高原のJAXA「臼田宇宙空間観測所」や映画「君の名は。」の聖地 松原湖などを観光しながら山麓を越える。道の駅「こぶちざわ」には合流のため寄ってもらったワケだが 私とT氏は晴れの道中だったのに対し 本隊は八ヶ岳東側で雷雨に遭遇したらしい。
幸い渋滞は予想ほどではなくお互いほぼ時間通りに合流できた。長野県内や県境を跨ぐ国道は迂回路がなく路肩も狭いためすり抜けも難しい所が多い。連休が長いため分散したとはいえ道路情報も曖昧。そのためでもないがこの日は皆250~150ccクラスで参加。旅を楽しむならこのくらいの排気量が気軽で宜しい。このあと御一行の二泊目の宿泊場所ペンション「ドン・キ・ホーテ」までいっしょに走る。
ここで諏訪南から同行してくれたPCX150のT氏とエリミネイター250VのKANERU-S氏が本隊と別れ撤収開始。T氏は東京方面、KANERU-S氏は名古屋に帰る。Uターンラッシュも心配なのであまり遅くならないのも得策。これも旅慣れているからできる判断。T氏のPCX150は通勤用にも使う。かなり万能なマシン。
ペンションビレッジ周辺には買出しができるコンビニが皆無ということで二次会用の酒とお茶菓子を買って行く。これもグーグルマップやナビのおかげで下見できる。ただ旅慣れていない人はスマホを眺めて全て把握した気になる者も多い。距離や施設はわかっても道路状況や温度や風は行ってみるまでわからない。だから突発に対応しきれないと疲労困憊でメンタルまで崩壊する。そんな初心者を大勢見てきた。全員が手練れだから現地集合や離合集散が初めて安全にできる。
原村といえば軽井沢と同じく別荘地という印象。敷居が高い印象だったがこのペンション「ドン・キ・ホーテ」は山小屋風の手作り感溢れる山荘で見ているだけで楽しい。こういうアミューズメントをやたらとキャッチしてしまう人材が多いのもウチのチームの長所。例によって私はしげしげと眺め回し写真に収めて帰路に着く。
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元号が「令和」に代わった最初の静岡ホビーショー。それにしてもこの長蛇の列はいったい何だ?産業館の周りをぐるっと一周回らされる。これじゃまるでコミケだ。元々業者向けの内覧会で、それに一部ミリオタが混じる程度だったのに、ここ数年来場者が激増。まあ経済には良い事だが。
スケールモデルの元となる実車展示はホビーショーの目玉。名古屋のカスタムショップ「リバティーウォーク」のランボルギーニ・アヴェンタドール。オバフェンが同ショップらしいところ。たぶん以前は水色のガルフ仕様だった車両かと思う。どことなく懐かしい雰囲気がセンス良い。
ホビーショーといえば恒例の陸上自衛隊の車両展示。県内には広大な東富士演習場を始め複数の駐屯地がある。これも地の利だ。東富士から東名を走って来たという最新鋭16式機動戦闘車。発射反動が大きいため従来装輪式には搭載が難しかった大口径(74式戦車と同じ)105㎜戦車砲を装備。
ここに展示されるのは単なるイベントではない。主力戦車は履帯があるため専用トレーラーが必要だが、16式は一般道を普通に走って移動する。有事の展開能力は戦車の比ではない。インバウンドに紛れ込んだ敵国に、その広域展開能力と我が国の圧倒的な工業力を見せ付け 静かに威圧する。
戦車やミリタリーの趣味は万国共通語。それを裏付けるように世界的な大ヒットとなったガールズ&パンツァーの映画の公開が決定。それに合わせて実物大のⅣ号戦車H型の大洗女子あんこうチーム仕様がお披露目だ。
実物大ガンダムを初めて見た時と同じ感動に胸が熱くなる。タミヤのⅣ号戦車(当時900円!)を何台も作った者からすれば正夢のような出来事に暫し立ち尽くす。海外の映画の大道具を作る会社に依頼して実現した正夢。
もちろん実車は見たことがないので、実物大ガンダム同様プラモデルを35倍したように見えるのが不思議。タミヤのIV号H型はこのシュルツェン(増加装甲)の裏にエアクリーナーがある。ガルパンでは省略されている。
横型マフラーに砲塔旋回用の発電機、キャタピラの張力調整レバーやブレーキランプまでプラモ通り…と妙な所に関心する。フェンダーはバネで跳ね上げることができるはず。アニメと同じ塗色はイタリア戦線に多いライトアース。ハンブロールやパクトラタミヤを筆で塗ったのを思い出す。
これはその1/35プラモデル。でもタミヤではなくガルパンシリーズとしてプラッツが発売するドラゴンモデルズがベースのキット。タミヤより新しく そうとう意識しているようで精密感は上だが部品点数も圧倒的に多い。私ならデカールを別に購入してタミヤのⅣ号H型を作ることをお勧めする。
プラッツのⅣ号H型に合わせて1/35大洗女子フィギュアも別売されているが通常のフィギュアも各スケールである。これはウェーブの1/8スケールPVC塗装済み完成品フィギュア。実はこうしたフィギュアが静岡ホビーショーに出展されること自体かなり画期的な出来事。これは新しい流れだ。
その新しい潮流のガルパンともう一方の起爆剤になったのがオンラインゲーム「艦これ」。もちろん私も第18番サーバ岩川基地の提督。このゲームの世界的ブームのおかげで不採算だったウォーターラインシリーズの収益性が跳ね上がり新製品の発売が可能になったという。また旧来のスケールモデルとコンテンツ系の垣根が払われ、プラモ(ホビー)の世界観が大きく変わった。固定観念が消え、自由度が増したおかげで客層も広がり来場者も激増。その密かな呼び水を作ったのが無差別メーカーのアオシマだ。
自らを「プラモ界の狂犬」と豪語するアオシマは、老舗のタミヤやコンテンツ系のバンダイのような流儀がない。むしろタブーを是認することで大手の隙間に食い込む展開を得意としてきた。若気の至りを古き良きノスタルジーに写し代えるような戦略はある意味プラモデルの使命でもある。
スケールモデルの元となる実車展示はホビーショーの目玉。名古屋のカスタムショップ「リバティーウォーク」のランボルギーニ・アヴェンタドール。オバフェンが同ショップらしいところ。たぶん以前は水色のガルフ仕様だった車両かと思う。どことなく懐かしい雰囲気がセンス良い。
ホビーショーといえば恒例の陸上自衛隊の車両展示。県内には広大な東富士演習場を始め複数の駐屯地がある。これも地の利だ。東富士から東名を走って来たという最新鋭16式機動戦闘車。発射反動が大きいため従来装輪式には搭載が難しかった大口径(74式戦車と同じ)105㎜戦車砲を装備。
ここに展示されるのは単なるイベントではない。主力戦車は履帯があるため専用トレーラーが必要だが、16式は一般道を普通に走って移動する。有事の展開能力は戦車の比ではない。インバウンドに紛れ込んだ敵国に、その広域展開能力と我が国の圧倒的な工業力を見せ付け 静かに威圧する。
戦車やミリタリーの趣味は万国共通語。それを裏付けるように世界的な大ヒットとなったガールズ&パンツァーの映画の公開が決定。それに合わせて実物大のⅣ号戦車H型の大洗女子あんこうチーム仕様がお披露目だ。
実物大ガンダムを初めて見た時と同じ感動に胸が熱くなる。タミヤのⅣ号戦車(当時900円!)を何台も作った者からすれば正夢のような出来事に暫し立ち尽くす。海外の映画の大道具を作る会社に依頼して実現した正夢。
もちろん実車は見たことがないので、実物大ガンダム同様プラモデルを35倍したように見えるのが不思議。タミヤのIV号H型はこのシュルツェン(増加装甲)の裏にエアクリーナーがある。ガルパンでは省略されている。
横型マフラーに砲塔旋回用の発電機、キャタピラの張力調整レバーやブレーキランプまでプラモ通り…と妙な所に関心する。フェンダーはバネで跳ね上げることができるはず。アニメと同じ塗色はイタリア戦線に多いライトアース。ハンブロールやパクトラタミヤを筆で塗ったのを思い出す。
これはその1/35プラモデル。でもタミヤではなくガルパンシリーズとしてプラッツが発売するドラゴンモデルズがベースのキット。タミヤより新しく そうとう意識しているようで精密感は上だが部品点数も圧倒的に多い。私ならデカールを別に購入してタミヤのⅣ号H型を作ることをお勧めする。
プラッツのⅣ号H型に合わせて1/35大洗女子フィギュアも別売されているが通常のフィギュアも各スケールである。これはウェーブの1/8スケールPVC塗装済み完成品フィギュア。実はこうしたフィギュアが静岡ホビーショーに出展されること自体かなり画期的な出来事。これは新しい流れだ。
その新しい潮流のガルパンともう一方の起爆剤になったのがオンラインゲーム「艦これ」。もちろん私も第18番サーバ岩川基地の提督。このゲームの世界的ブームのおかげで不採算だったウォーターラインシリーズの収益性が跳ね上がり新製品の発売が可能になったという。また旧来のスケールモデルとコンテンツ系の垣根が払われ、プラモ(ホビー)の世界観が大きく変わった。固定観念が消え、自由度が増したおかげで客層も広がり来場者も激増。その密かな呼び水を作ったのが無差別メーカーのアオシマだ。
自らを「プラモ界の狂犬」と豪語するアオシマは、老舗のタミヤやコンテンツ系のバンダイのような流儀がない。むしろタブーを是認することで大手の隙間に食い込む展開を得意としてきた。若気の至りを古き良きノスタルジーに写し代えるような戦略はある意味プラモデルの使命でもある。
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GWや10連休はあまり関係ない。仕事が忙しいから休みが楽しみだし休んでばかりじゃ退屈だから時間を作って遊びに行く。時間が無いから万全に計画し歳だからムリしない。でもその時しかできない事は必ずやる。ツーリングの途中で友人2名と久しぶりに会う手筈。1人は仕事の転勤組。もう1人はチームの古い仲間だ。
バイクで走りながらスマホは扱えないのでSNSでも直メでも連絡にはそれなりに時間が掛る。午前中から交互に連絡しつつKROGのT氏と諏訪南インターで合流に成功。2年ぶりくらいになるが愛車PCXは健在。早朝東京を出発して茅野まで行ったらしい。私は深夜静岡を発って石和温泉で少々仮眠。韮崎に所要で寄った後ここに滑り込んだ。しばらく談笑していると本隊が松原湖(君の名は。聖地)を出発するとの連絡。折り返し合流地点の道の駅小淵沢に向う。旅先で計3ヶ所の目的地で友人に会うのは面倒なものだったが結果的にこの流れは大成功だった。
中央道を諏訪南に向う途中いったん韮崎で降り同僚の勤め先を訪問する。この時すでに山には黒い雲が掛り始めていた。地図で場所を確認した行ってみるとそこは急な崖で行き止まり。その答えは崖の上の台地状になった所に事業所があった。ナビの入力が反対方向を指したため(田舎の誤差と思って)当てにしなかったが迂回して坂を登らなければ辿りつけないコース。こちらも何とか面会でき少し話をして再び中央道で諏訪南へ。そこから本隊と合流のため小淵沢へ折り返す。
諏訪南インターから国道20号を東京方面に戻る方向で走り出すと途中から路面がハイウェットになるが雨には降られずに済んだ。道の駅「こぶちざわ」に着くと八ヶ岳に雲が掛り雷鳴が聞こえる。八ヶ岳の東側から山麓を越えてきた本隊は全員合羽姿。ドシャ降りの雷雨という。小淵沢で待機したら我々も巻き込まれた。T氏を迎えに行ったことで難を逃れる。ちょうど私達が来た方角だけ雲が切れていた。
バイクで走りながらスマホは扱えないのでSNSでも直メでも連絡にはそれなりに時間が掛る。午前中から交互に連絡しつつKROGのT氏と諏訪南インターで合流に成功。2年ぶりくらいになるが愛車PCXは健在。早朝東京を出発して茅野まで行ったらしい。私は深夜静岡を発って石和温泉で少々仮眠。韮崎に所要で寄った後ここに滑り込んだ。しばらく談笑していると本隊が松原湖(君の名は。聖地)を出発するとの連絡。折り返し合流地点の道の駅小淵沢に向う。旅先で計3ヶ所の目的地で友人に会うのは面倒なものだったが結果的にこの流れは大成功だった。
中央道を諏訪南に向う途中いったん韮崎で降り同僚の勤め先を訪問する。この時すでに山には黒い雲が掛り始めていた。地図で場所を確認した行ってみるとそこは急な崖で行き止まり。その答えは崖の上の台地状になった所に事業所があった。ナビの入力が反対方向を指したため(田舎の誤差と思って)当てにしなかったが迂回して坂を登らなければ辿りつけないコース。こちらも何とか面会でき少し話をして再び中央道で諏訪南へ。そこから本隊と合流のため小淵沢へ折り返す。
諏訪南インターから国道20号を東京方面に戻る方向で走り出すと途中から路面がハイウェットになるが雨には降られずに済んだ。道の駅「こぶちざわ」に着くと八ヶ岳に雲が掛り雷鳴が聞こえる。八ヶ岳の東側から山麓を越えてきた本隊は全員合羽姿。ドシャ降りの雷雨という。小淵沢で待機したら我々も巻き込まれた。T氏を迎えに行ったことで難を逃れる。ちょうど私達が来た方角だけ雲が切れていた。
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ここの基本料金は2000円で入浴料金とタオル類それに部屋着を貸してくれる。休憩スペースも深夜3時を跨がなければこれに含まれる。実家に近い駿河健康ランド(系列店)常連のウチの母から優待券をもらったおかげで半額で利用できた。
こちらが本家本元とあってやや大げさなネオンサインなど古めかしさも昭和レトロな風情があってイイ。私自身も旅館の勤務経験者なのでわかるが一時こうした施設の安全衛生基準がかなりウルサくなって特に24時間営業の健康ランドは急速に廃業に追い込まれた。今ではスーパー銭湯という形体になったがコチラは時間制限もありちょっとの事で使い辛さも感じる。入浴後すこし休憩することが目的なので過剰なサービスはいらない。食事処もあるが近隣で済ませても構わない。宿泊もでき ホテルよりも安価で なにより庶民的な風情が旅行気分に浸れる。
二輪駐車スペースはいちおうあるが国一沿いにあって地下シェルター並みの屋根付きで広大な駿河健康ランドには及ばない。だがソレすらなくしぶしぶ無用心な建物脇に追いやられることも多いシティホテルなんかより遥かに優れもの。ここは旧中山道ぞいで静岡の一角よりも(感覚的にも)首都圏に近い。都心から等距離で同じく宿場町の伝統とやらを売りにしても静岡県よりヤルことが垢抜けている。
カーナビやらスマホやら便利になって車やバイクの性能も上がったはずだが旅慣れた人間はむしろ減っている気がする。この時はGWの行楽渋滞を避けて早朝甲府に到着。空いていそうな午前中に入浴して仮眠を取った。場所は国道20号と並行する140号や交差する411号との合流付近。戦略上の要衝という立地も良い。
実はこの時バイクの自作配線が抜けて あわや走行不能かと焦った。落ち着いて修理できたのはこの健康ランドの系列店同士で直通バスが運行されていることを知っていたからだ。いざとなっらたバイクを一時おかせてもらって直通バスで興津まで帰れると目算。便数や時間帯も地域をさっさと見殺しにする静鉄なんかより遥かに良心的。これは塩尻の系列店である信州健康ランドにも繋がるので大いに使える。評価とは往々にして個人の勝手だが私はココに五つ星を付ける。
こちらが本家本元とあってやや大げさなネオンサインなど古めかしさも昭和レトロな風情があってイイ。私自身も旅館の勤務経験者なのでわかるが一時こうした施設の安全衛生基準がかなりウルサくなって特に24時間営業の健康ランドは急速に廃業に追い込まれた。今ではスーパー銭湯という形体になったがコチラは時間制限もありちょっとの事で使い辛さも感じる。入浴後すこし休憩することが目的なので過剰なサービスはいらない。食事処もあるが近隣で済ませても構わない。宿泊もでき ホテルよりも安価で なにより庶民的な風情が旅行気分に浸れる。
二輪駐車スペースはいちおうあるが国一沿いにあって地下シェルター並みの屋根付きで広大な駿河健康ランドには及ばない。だがソレすらなくしぶしぶ無用心な建物脇に追いやられることも多いシティホテルなんかより遥かに優れもの。ここは旧中山道ぞいで静岡の一角よりも(感覚的にも)首都圏に近い。都心から等距離で同じく宿場町の伝統とやらを売りにしても静岡県よりヤルことが垢抜けている。
カーナビやらスマホやら便利になって車やバイクの性能も上がったはずだが旅慣れた人間はむしろ減っている気がする。この時はGWの行楽渋滞を避けて早朝甲府に到着。空いていそうな午前中に入浴して仮眠を取った。場所は国道20号と並行する140号や交差する411号との合流付近。戦略上の要衝という立地も良い。
実はこの時バイクの自作配線が抜けて あわや走行不能かと焦った。落ち着いて修理できたのはこの健康ランドの系列店同士で直通バスが運行されていることを知っていたからだ。いざとなっらたバイクを一時おかせてもらって直通バスで興津まで帰れると目算。便数や時間帯も地域をさっさと見殺しにする静鉄なんかより遥かに良心的。これは塩尻の系列店である信州健康ランドにも繋がるので大いに使える。評価とは往々にして個人の勝手だが私はココに五つ星を付ける。
テーマ:健康ランド・スーパー銭湯 - ジャンル:旅行